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Routers

3G-SDI/12G-SDI対応のコンパクトビデオルーター

KUMOの概要

KUMOルーターは、軽量コンパクトなフォームファクターで、施設、中継車、ポストスイートなど、様々な用途に適した高密度ルーティングソリューションを提供します。KUMOは、3G-SDIと12G-SDIのオプションに加え、複数のコネクタ密度で利用可能です。KUMOは、オプションのコントロールパネルを使用することで、ソースとデスティネーションのルーティングに迅速に物理的にアクセスでき、アップデート、設定、制御が容易です。また、IP設定に便利なUSBポートも備えています。さらに、すべてのモデルは、内蔵イーサネット接続を介してネットワーク経由でWebブラウザからアクセスする統合アクセス機能も備えています。

KUMO 1616-12G、KUMO 3232-12G、KUMO 6464-12G SDIルーターは、最大12Gのレートで、単一のBNCポートで4KおよびUHDルーティングを実現します。 KUMOルーターは、簡単な設定変更でデュアルポートおよびクアッドポートのギャングルーティングを設定できるため、複数の入出力をグループ化してデュアルリンク、クアッドリンク4K/UHD、さらには8Kワークフローに対応できます。KUMOは、エンベデッドオーディオ付きの非圧縮またはRAW 8K/UHD2/4K/UHD/2K/HD/SD信号のルーティングをプロダクションやポストプロダクション施設全体でサポートし、ほぼあらゆるフォーマットを柔軟にルーティングできます。

リモートコントロールパネル

KUMO CP2とKUMO CPは、スタンドアローン構成またはネットワーク構成で使用できるオプションのコントロールパネルです。

KUMOルーターと同じネットワークにイーサネット経由で接続することで、KUMO CPおよびKUMO CP2は、コンピューターを必要とせず、どこからでも完全な制御を可能にします。1台のコントロールパネルから最大4台のKUMOルーターを制御できます。

KUMO CP2は、KUMO 3232-12GまでのKUMOシリーズの32入力と32出力すべてに直接アクセスできます。また、Shiftキーをクリックするだけで、KUMO 6464-12Gモデルの64入力と64出力すべてにアクセスできます。このコントロールパネルは、KUMOルーターの8つのサルボを直接制御することもできます。

Salvosのシンプルさ

Salvosを使用すると、オペレーターはボタンを押すだけで、事前に定義されたクロスポイントセットを素早くルーティングし、特定のソースをデスティネーションに接続できます。Salvosは、KUMOルーターのWeb UIで希望のルートを設定し、ボタンに保存するだけで簡単に作成できます。

KUMOルーターには最大8つのSalvosを保存でき、KUMOルーターのWeb UI、GVGネイティブプロトコル（Ethernet経由）、RS-422、またはAJA KUMO CP2 Salvosボタンから瞬時に呼び出すことができます。

KUMO Presets

この強力な機能は、現在の設定を20個のプリセットスロットの1つに保存します。設定ページの設定はプリセットに保存され、いつでも呼び出してKUMOを以前の状態に戻すことができます。プリセットに保存される項目は以下のとおりです。

  1. スイッチングモード
  2. クロスポイントマップ
  3. ソースボタン設定：名前、色、表示/非表示など
  4. デスティネーションボタン設定：名前、色、表示/非表示など
  5. サルボ設定

また、KUMO製品間でプリセットを複製する機能も搭載されています。例えば、KUMO 6464-12Gの名前を、ルータープリセットを介してKUMO CP2コントロールパネルのUI設定に複製できます。

シンプルなインストールと設定

KUMOルーターは組み込みLinuxを搭載しており、ネットワーク対応で、Webブラウザ経由の強力なHTTP制御と監視機能を備えています。追加ソフトウェアは必要ありません。

KUMOのUSBポート接続により、無料のAJA eMini-Setupソフトウェアを使用して簡単にIP設定が可能です。KUMOはBonjour™/Zeroconfプロトコルを自動検出するため、ネットワーク設定も自動化できます。KUMOをネットワークまたはコンピュータに接続するだけで、システムが自動的に設定を行い、すぐに使用できます。また、標準ネットワーク設定では、各KUMOにデフォルトのIPアドレスでアクセスすることもできます。Webブラウザを使用してKUMOに接続すると、TCP/IP設定、KUMOルーターの選択と名前の設定、送信元と送信先の指定、クロスポイントの選択やサルボ実行などのすべての操作を実行できます。

KUMOルーターは、業界標準のGrass Valley Native Protocol（RS-422またはEthernet経由）を使用して、既存のインフラストラクチャに簡単に統合できます。イーサネット ネットワーク接続により、ネットワークに接続されたデバイス上の任意の Web ブラウザーからすべての KUMO ルーターを制御することもできるため、どこからでも必要な制御が可能になります。

冗長電源

ルーティングは、シグナルマトリックスのニーズの中核を担い、重要なデバイス同士を接続します。万が一電源に障害が発生した場合でも、稼働時間を最大限に確保するために、KUMOは運用を中断することなくフェイルオーバーできる冗長電源オプションを提供しています。

コンパクトなルーティング

KUMOコンパクトSDIルーターは、強力な信号制御を提供し、12G-SDI、6G-SDI、3G-SDI、HD-SDI、SD-SDIの放送規格をフルサポートし、SMPTE規格を超える品質を実現します。1RU、2RU、4RUの超コンパクトな筐体は奥行きわずか数インチで、移動型スポーツトラックや編集室から、企業のビデオ設備、劇場のライブA/Vリグまで、あらゆる放送、制作、ポストプロダクション環境に最適です。

KUMO SDIルーターは、以下の6つの構成でご利用いただけます。

  • 12G/6G/3G/1.5G-SDI対応モデル3機種
  • 3G/1.5G-SDIルーティング対応モデル3機種

12G-SDI

  • KUMO 6464-12G（12G-SDI入出力×64）
  • KUMO 3232-12G（12G-SDI入出力×32）
  • KUMO 1616-12G（12G-SDI入出力×16）

3G-SDI

  • KUMO 6464（3G-SDI入出力×64）
  • KUMO 3232（3G-SDI入出力×32）
  • KUMO 1616（3G-SDI入出力×16）

業界をリードするサポート

AJAのテクニカルサポートは業界最高水準と認められており、すべてのAJAのお客様にご利用いただけます。KUMOのインストール、設定、操作、または技術的な問題に関してサポートが必要な場合は、販売代理店へお問い合わせください。

KUMO製品には、5年間の長期保証が付いています。製品自体の保証条件に関する詳細は、各製品のマニュアルをご覧ください。