Ki Pro Mini (生産終了品)
レンズからポストまで。それが一瞬で。
コンパクトかつ軽量で、映像素材をカメラから編集作業へ素早くトラッキングできるように設計されています。Ki Pro Mini は、あらゆる SDI/HDMI カメラに簡単に取り付けることができ、「すぐに編集できる」Apple ProRes や Avid DNxHD ファイル形式で収録を実行します。
Ki Pro Mini 概要
カメラから編集までの最速のパス
Ki Pro Mini は、SDI や HDMI に対応するほぼすべてのビデオ カメラに簡単に取り付けられるように設計されています。Ki Pro Mini をお手持ちのカメラのデジタル出力端子に直接接続すると、高画質な映像素材を Apple ProRes 422 または Avid DNxHD 形式でコンパクト フラッシュ (CF) メディアに取り込めます。
編集時には、CF メディアを取り外し、カード リーダーを使ってコンピューターに転送するだけで、他にインポートやトランスコーディングなどの段階を要することなく、編集ソフトウェアですぐに映像素材に関する作業が行えます。
10-bit フルラスター収録
優れた品質をコンパクトなファイルサイズで実現。Ki Pro Mini は 10-bit フルラスターファイルで収録するため、後処理の要件およびクライアントの要望に容易に応えられます。
8-bit の録画機器と比較すると、10-bit の 4:2:2 録画 (コーデックによりサポートされている場合) では、優れた量子化が実現することにより、オリジナルシーンをより忠実に再現でき、ポストプロダクションで色とバランスを調整する際もより柔軟な処理が可能となります。
効率的な ProRes および DNxHD コーデックを利用することによって、ファイルサイズが抑えられるため、ストレージの追加によって予算を使い切ってしまうこともありません。
Apple ProRes と Avid DNxHD
多くのカメラではデジタル ファイルに収録が直接行われますが、ネイティブ カメラ形式の大半は効率的なノンリニア編集作業に適した形式ではありません。Ki Pro Mini はこの問題を解決し、各種の Apple ProRes 422 や Avid DNxHDのコーデックを用いて、編集可能な形式で直接収録が行われます。
様々なカメラがそれぞれ独自のネイティブ フォーマットで収録を行うため、編集プロセスを効率的に進められないことがあります。各カメラから Ki Pro Mini に収録すると、制作が 1 つのファイル形式に統一されるため、編集プロセスを合理化できます。
使いやすいコントロールと操作
Ki Pro Mini は、シンプルなコントロールと直感的な操作によって、 既存の装置に簡単に組み込むことができるため、ラーニング カーブを不安に感じる必要はありません。
Ki Pro Mini には、従来のテープデッキのように分かりやすい専用のトランスポートボタン (録画、再生、停止、巻き戻し、早送り) が備わっているため、時間をかけることなく簡単に操作できるようになります。システムのステータスと重要な設定情報は、備え付けのディスプレイに分かりやすく表示されます。その他の操作情報については、ステータス メニューで見ることができます。この情報には、収録時および再生時にもアクセスすることができます。
また、Ki Pro Mini の OS にはシンプルなメニュー構造が採用されているため、操作が容易です。また、メニューのパラメータは明確で分かりやすい言葉で表示されます。
準備万端
コンパクトでありながら頑丈な Ki Pro Mini は、撮影現場で毎日続く厳しい使用状況にも耐えられるように設計されています。AJA 製品には最高品質のコンポーネントが使用されているため、いつでも万全の体制で撮影に臨めます。
小型でありながら、丈夫で軽量なアルミニウム製の Ki Pro Mini は、今日のカメラに取り付けられるさまざまな付属品にも対応するように頑丈に作られています。
撮影現場での再生と編集
Ki Pro Mini は、小規模のプロダクションや高速撮影において、現場で役立つ様々な機能を備えています。収録されたショットは、別のビデオ関連機器を必要とすることなく、直ちに再生できます。
モバイル編集システムを採用している場合は、Ki Pro Mini で収録した映像素材を撮影現場にいながら編集できます。これにより、希望通りのショットが撮れているかを確認することや、出演者に全体的な流れの中で自分の演技を確認してもらい、そのシーンについての理解を深めてもらうこともできます。
柔軟な取り付けオプション
同じセットアップが 2 度あることは決してないため、あらゆる撮影状況に対応できる柔軟性が必要です。Mini マウンティング プレートは Ki Pro Mini の側面に取り付けることができ、バッテリー プレート、ホット シュー マウント、多関節アームなどと組み合わせて使用すれば、ほぼ無限のマウンティング オプションが実現します。
より多くのマウンティング オプションを実現できるため、単に本体に別のデバイスを追加するのではなく、カメラのバランスと重量配分を慎重に制御することができます。
放送品質のビデオおよびオーディオ I/O
Ki Pro Mini は、SDI、HDMI、またはその両者の組み合わせのうち、どれがシステムに使用されていても、最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されています。SDI 出力および HDMI 出力の両方が常に有効になっているため、Ki Pro Mini は単なるレコーダー / プレイヤーだけではなく、コンバーターでもあります。
エンベデッド SDI または HDMI オーディオがサポートされているだけではなく、XLR アナログ オーディオ入力が 2 個あるため、ミキサーおよびマイクからのオーディオ (ファントム電源のサポートを含む) を、Ki Pro Mini によって作成されたファイルに直接収録することができるようになります。
リモート設定と操作
撮影現場では、カメラの周りが混みあった場所となる場合もあります。Ki Pro Mini には、他に類を見ない高度なリモート制御と設定が搭載されているため、DIT から多くの支持を得ています。ホスト コンピューターおよび Web ブラウザーとの標準的な Ethernet LAN 接続によって、あらゆる Ki Pro Mini のパラメータ設定、クリップ選択、トランスポート コントロールを制御することができます。その際、ホスト コンピューターに追加のソフトウェアや特別のソフトウェアをインストールする必要はありません。
また、複数の Ki Pro Mini ユニットを単一の Web インターフェースから制御することもできるため、Ki Pro はマルチカメラ撮影のための理想的なソリューションとなります。開発者用ツールが全てそろっているため、上級ユーザーが、カスタムのアプリケーションのために Ki Pro Mini をスクリプト処理および自動化することができます。
自動カメラ制御
カメラデータのメニュー パラメータを使用すると、選択したカメラの操作で、録画の開始 / 停止を自動的にトリガーすることができます。これには、Sony、Canon (HDMI タイムコード) および Nikon (DSLR 対応) のための独自の HDMI へのサポートが含まれます。ファイル名を Ki Pro Mini 上で複製することによって、そのカメラによる録画に一致させることもできます。開始 / 停止の自動化は、適切に装備されているカメラと接続している場合に LANC によっても実行することができます。
AJA Data Calc
デジタイズの前に必要なストレージ容量を計算することで、チームの作業を軌道に乗せます。OS × 向けの Gatekeeper の認証を獲得しています。
注記:AJA Data Rate Calculator は、すべての KONA カード、Io Express および Io HD のシステム インストールの一部として提供されています。