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FS1-X

ユニバーサルフレーム シンクロナイザー/コンバータ

製品概要

FS1-Xは、フレーム同期とフレーム変換における新たな進化形です。FS1の優れた機能をベースに、アナログサポートを維持しながら1080pのサポートを追加することで、これまでのシステムだけでなく、これからのシステムにも対応できます。コンパクトな1RU筐体に、56チャンネルおよび64チャンネルのMADIオーディオ（同軸または光ファイバー経由）を含む、驚異的なビデオおよびオーディオ接続と処理機能を統合しています。

製品特徴

  • HD/SD フレームシンクロナイザーおよびフォーマットコンバータ
  • 2x 3G-SDI入力
  • 2xファイバー3G-SDI入力（オプション）
  • HDコンポーネントYPbPr、SMPTE-274（3x BNC）入力
  • HDMI入出力
  • 2x 3G-SDI出力
  • 2xファイバー3G-SDI出力（オプション）
  • HDコンポーネントYPbPr、SMPTE-274（3x BNC）出力
  • 複合SDアナログI/O
  • 64チャンネルMADIファイバーおよび64チャンネルMADI同軸I/O
  • 8チャンネルバランスアナログI/O、DB-25F 25ピン電源コネクタ（Tascamピン配列）
  • 16チャンネルAES/EBU I/O（BNC）、DB-25F 25ピンコネクタ
  • フロントパネルのコントロール
  • 使いやすいWeb UI、標準のWebブラウザから設定および制御
  • 5年間の保証

驚異的な能力

放送、モバイル、ポストプロダクション環境において、異なるビデオおよびオーディオフォーマットのマッチングと同期は極めて重要です。コンパクトな1RU筐体に、FS1-Xは驚異的なビデオおよびオーディオ接続と処理機能を統合しています。柔軟なアーキテクチャを採用したFS1-Xは、アナログから3G-SDI 10bit放送品質ビデオまで、幅広いビデオ接続を同時に処理し、エンベデッドオーディオ、AES、MADI、アナログオーディオも搭載しています。

FS1-X は、AJA の優れた変換アルゴリズムを活用し、SD 信号と HD 信号間のアップ、ダウン、クロスコンバージョンをサポートし、最高品質の出力を実現します。

非常に優れたオーディオ柔軟性

5.1chおよび7.1chオーディオの普及に伴い、制作現場で管理しなければならないオーディオチャンネル数が増加しています。MADI規格は、膨大な数のオーディオチャンネルを1本のケーブルで伝送できる便利な方法を提供し、放送局、移動中継車、そして制作現場におけるケーブル配線の負担を軽減します。

FS1-Xは、光ファイバーと同軸ケーブルの両方で64チャンネルMADI入出力をサポートします。内蔵の224 x 224オーディオマトリックスは、MADIだけでなく、SDI、光ファイバー、AES、アナログソースからのすべてのオーディオをフルルーティングし、1つの筐体で驚異的なオーディオ処理能力を実現します。

高品質な変換

AJA のハードウェア変換テクノロジーにより、制作物で最高の画質が保証されます。

主な変換機能は次のとおりです。

  • SD/HDアップ、ダウンコンバージョン
  • SD/SDアスペクト比変換
  • HD/HDクロスコンバージョン（720p/1080i）
  • SD/HD SDI出力で入力フォーマットと変換フォーマットの両方をアップ、ダウン、クロス変換（両方同期）
  • HDクロスコンバージョンと同時ダウンコンバートSDI出力
  • 自動リバーステレシネ検出と除去
  • クローズドキャプション変換（CEA-608/CEA-708規格）
  • AFD 変換またはパススルー (ユーザー選択可能)

サイドバーキーイング

FS1-Xは独自のキーヤー構成を備えており、入力信号を効果的に合成できます。一般的な例としては、サイドバーキーイングが挙げられます。これは、入力ビデオをSDからHDに変換する際、4:3のアスペクト比を16:9フレームに収まるように引き伸ばすのではなく、別の信号を用いて16:9フレームの両側を埋めるものです。これにより、両側に黒帯が表示されることなく、チャンネル識別情報やその他の画像をその領域に表示できます。FS1-Xの堅牢なAFD機能により、下流のデバイスが出力信号のアスペクト比を正しく認識できるようになります。

オートメーション

FS1-X の多くの機能は、入力のフリーズやプリセット間の切り替えなど、外部 GPI によってトリガーできるため、既存のシステムに簡単に統合してシームレスかつ正確な自動化を実現できます。

広範な接続性

FS1-Xは、幅広いアナログ信号とデジタル信号を変換するための包括的なI/Oを搭載しています。3G-SDI入出力、HDMI、最新規格に対応した包括的なマルチチャンネルオーディオ接続、HDおよびSDコンポーネントを含むアナログビデオ機器用のI/Oを備え、あらゆる放送・ポストプロダクション環境に最適です。

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リモート構成と制御

FSユニットはネットワーク対応で、SNMP監視とWebベースのリモートコントロールをサポートしています。ユニットは内蔵の10/100/1000 Ethernetポートを介してあらゆるEthernetネットワークに接続でき、接続されたコンピュータのWebブラウザから複数のFSユニットを制御および設定できます。設定は保存して複数のユニットに適用できるため、大規模な導入環境でも一貫性を保ち、迅速な設定が可能です。

アーキテクチャ

FS1-Xは、放送エンジニアリングの要求に応える信頼性の高いソリューションを提供しながら、最大限の柔軟性を実現するように設計されています。二重化された冗長電源により、電源障害が発生した場合でもFS1-Xはオンライン状態を維持できます。

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業界をリードするサポート

AJAのテクニカルサポートは業界最高水準と認められており、すべてのAJAのお客様にご利用いただけます。FSのインストール、設定、操作、または技術的な問題が発生した場合、   AJAサポートが お客様をサポ​​ートし、スムーズな運用開始をサポートします。

FS製品には5年間の長期保証が付いています。製品自体の保証条件に関する詳細は、各製品のマニュアルをご覧ください。

スペック

ビデオ入出力 フォーマット

  • FS1-X は、以下に示すように、さまざまなビデオ形式とコネクタをサポートしています。

SDIとファイバー

  • FS1-X には、2 つの標準 SDI ビデオ入力および出力と、2 つのオプションのファイバー ビデオ入力および出力があります。
  • ファイバーを含むすべてのSDIビデオ入力と出力は、YCbCr 4:2:2ピクセル形式です。
  • ファイバー接続は3G-SDI、SMPTE-259/292/296、8bitまたは10bit（オプション）をサポート
    • シングルチャネルLCコネクタモジュール
    • シングルチャネルSCコネクタモジュール
    • デュアルチャネルLCコネクタモジュール
  • 2.97 Gb 3G-SDI レベル B (SMPTE 425-B / SMPTE 372)
    • 2K 1080p 50
    • 1080p 50（SMPTE 274）
  • 3G-SDI レベル B 2.967 (2.97/1.001) Gb (SMPTE 425-B / SMPTE 372)
    • 2K 1080p 59.94
    • 1080p 59.94（SMPTE 274）
  • 3G-SDI レベル A 2.97 Gb (SMPTE 425-A)
    • 2K 1080p 50
    • 1080p 50（SMPTE 274）
  • 3G-SDI レベル A 2.967 (2.97/1.001) Gb (SMPTE 425-A)
    • 2K 1080p 59.94
    • 1080p 59.94（SMPTE 274）
  • デュアルリンク HD-SDI、2x 1.485 Gb (SMPTE 372)
    • 2K 1080p 50
    • 1080p 50
  • デュアルリンク HD-SDI、2x 1.4835 Gb (SMPTE 372)
    • 2K 1080p 59.94
    • 1080p 59.94
  • HD-SDI、1.4835 Gb（SMPTE 292）
    • 2K 1080p 23.98、29.97
    • 1080p 23.98、29.97
    • 1080PsF 23.98、29.97
    • 1080i 59.94
    • 720p 59.94
  • SD-SDI、270 Mb（SMPTE 259-C）
    • 625i 50
    • 525i 59.94

HDMI

  • HDMI入力はSMPTEビデオフォーマットとエンベデッドオーディオのみに対応しています。ビデオ入力フォーマットは、民生用ビデオスキャンフォーマットであるRGBまたはYCbCr 4:2:2ピクセルフォーマットです。コンピューターのスキャンレートはサポートされていません。
    • 1080p 23.98、24、25、29.97、50、59.94
    • 1080i 50, 59.94
    • 720p 50, 59.94
    • 625ページ 50ページ
    • 625i 50
    • 525ペンス 59.94
    • 525i 59.94

コンポーネント HD/SD アナログ

  • コンポーネントアナログ入力は、YCbCr 4:2:2ピクセルフォーマットに対応し、SMPTEまたはBetacamレベルに設定可能です。コンポジット入力を使用する場合は、コンポーネント入力は使用できません。
    • 1080p 23.98、24、25、29.97
    • 1080PsF 23.98、24、25、29.97
    • 1080i 59.94
    • 720p 50, 59.94
    • 625i 50
    • 525i 59.94

コンポジットSD アナログ

  • FS1-Xのコンポジットアナログビデオ入出力フォーマットは以下の通りです。コンポーネント入力を使用する場合、コンポジット入力は使用できません。
    • 625i 50
    • 525i 59.94（NTSC 7.5 IREまたは0 IRE設定に切り替え可能）

リファレンス

  • 1080p 50 3値シンク
  • 1080i 50、59.94 3値シンク
  • 720p 50、59.94 3値シンク
  • 525i 59.94、625i 50 アナログコンポジット
  • 現在のビデオプロセッサ1入力にGenlockが使用可能
  • フリーラン

例外のフォーマット

  • 次の形式はサポートされていません。
    • 720p 23.98、24、25、29.97
    • すべての30、60フレームレート
    • 4:4:4 YCbCr、RGB、またはXYZ入力
    • 4:2:2 YCbCr 12bit入力

ビデオ形式の変換

標準FS1-X変換

  • 標準規格のFS1-Xは、フレームレートが同じフレームレートファミリーに属している限り、ほぼすべての入力フォーマットをほぼすべての出力フォーマットに変換できます。フレームレートファミリーは以下の3つです。
    • 23.98、29.97、59.94
    • 25、50
    • 24

注:下記の「変換の例外」を参照してください

変換例外

次の形式とフレーム レートの変換を選択すると、ビデオ形式のアラームが発生します。

サポートされていない変換

入力形式 出力形式
525i 59.94 1080p 23.98; 1080PsF 23.98
1080i 59.94 1080p 23.98; 1080PsF 23.98
720p 29.97、59.94 1080p 23.98; 1080PsF 23.98
1080p 29.97; 1080PsF 29.97 1080p 23.98; 1080PsF 23.98
625i 50 1080p 24; 1080PsF 24
1080i 60 1080p 24; 1080PsF 24
720p 30、60 1080p 24; 1080PsF 24
1080p 30 1080p 24; 1080PsF 24

 

ビデオフォーマット アラーム

互換性のない I/O 形式が検出されると、次の結果とともにアラームがトリガーされます。

  • フロントパネルの関連するアラームLEDを点灯します（FMT ERROR、1または2）
  • ブラウザのユーザーインターフェースにアラームを表示します
  • 最初に表示されるステータス画面の選択に影響します
  • SNMPトラップを生成します（設定されている場合）
  • GPI出力をトリガーします（設定されている場合）

ビデオA/D、D/Aコンバータ

  • 12bit
  • 2倍オーバーサンプリング（HD）
  • 4倍オーバーサンプリング（SD）

オーディオ入出力

  • FS1-X は、あらゆるオーディオ入力を受け入れ、あらゆるオーディオ出力にルーティングできます。
    • 8チャンネルバランスアナログI/O、DB-25F 25ピンコネクタ（Tascamピン配列）
    • 16チャンネルAES/EBU I/O（BNC）、DB-25F 25ピンコネクタ
    • 16チャンネルSDI/HD-SDIエンベデッドBNC（2）
    • 16チャンネルSDI/HD-SDIエンベデッドファイバー（2）
    • 64チャンネルMADIデジタルオーディオ。BNC
    • 64チャンネルMADIデジタルオーディオ。ファイバー

オーディオ アナログレベル

  • フルスケールデジタルを基準としたアナログオーディオの入力および出力レベルは、次のように設定できます。
    • +12 dBu (コンシューマー)、+15 dBu、+18 dBu、+24 dBu (プロフェッショナル)

オーディオ調整

  • 個々のオーディオ チャンネル (またはチャンネル ペア) は次のように調整できます。
    • レベル: +/- 18 dB
    • 位相: 通常または逆位相
    • 遅延: -768～+12288 サンプル (-2.7 ms～+256 ms)

LAN インターフェース

  • 10/100/1000自動構成
  • 自動ケーブルクロスオーバー（自動MDI-X）
  • 組み込みウェブサーバー
  • SNMP

GPI インターフェース

  • DB-15F：1つのコネクタで4つの入力と4つの出力を提供します。コネクタのピン配置とGPI仕様については、付録Bを参照してください。

サイズ（幅x奥行x高さ）

  • 482.6 x 406.4 x 44.45 mm (1RU) 

重量

  • 3.6kg

電源条件

  • 100 ～ 240 VAC 50/60 Hz、(デュアル冗長電源)、標準 55 W、最大 70 W

動作環境

  • 2つの内部ファンと側面の通気口で冷却
  • 安全動作温度: 0～40℃ (32～104℉)
  • 安全な保管温度: (電源オフ): -40 ～ 60 ℃ (-40 ～ 140 ℉)
  • 動作相対湿度: 10～90%（結露なし）
  • 動作高度: <3,000 メートル (<10,000 フィート)

オプション

FS1-X

64 チャンネル MADI オーディオ サポートと、デジタルとアナログの両方をサポートする広範なビデオおよびオーディオ I/O を備えた、高度なフレーム シンクロナイザーとアップ、ダウン、クロス変換。

ファイバーI/Oオプション

FS1-X は、SC または LC タイプの SFP を介して 2 つの独立した SDI ファイバー I/O 接続をサポートし、個別のファイバーから SDI への変換を必要とせずに、最大 10 キロメートルのケーブルを FS1-X に直接接続できます。

ファイバーLC-1-Rx

シングル LC 3G ファイバー Rx SFP

ファイバーLC-1-Tx

シングル LC 3G ファイバー Tx SFP

ファイバーLC-2-Rx

デュアル LC 3G ファイバー Rx SFP

ファイバーLC-2-Tx

デュアル LC 3G ファイバー Tx SFP

ファイバーSC-1-Rx

シングル SC 3G ファイバー Rx SFP

ファイバーSC-2-Rx

シングル SC 3G ファイバー Tx SFP

ダウンロード

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