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OG-DANTE-12GAM

openGear 12G-SDI/DANTE 64チャンネル
AoIPエンベッダー/ディスエンベッダー

製品概要

AJA OG-DANTE-12GAMは、OpenGear対応のDante/AES67/2110-30/RAVENNA AoIPオーディオエンベッダー/ディスエンベッダーです。デュアル12G-SDI入出力を備え、最大32チャンネルのオーディオエンベッディングと32チャンネルのディスエンベッディングを同時に実現し、合計64チャンネルのI/O機能を備えています。OG-DANTE-12GAMは、SDIとAudio over IP（AoIP）インフラストラクチャ間のブリッジとして機能します。

DanteオーディオをはじめとするIPオーディオ規格は、市販のネットワークインフラストラクチャを用いて、ローカルネットワーク/広域ネットワーク（WAN）を介した低遅延のデジタルオーディオ配信を実現します。アナログ、AES、MADIに比べて、オーディオシステムの拡張性、設置の容易さ、配線の簡素化など、多くの利点があります。

10 枚の OG-DANTE-12GAM カードを搭載した完全装備の AJA OG-X-FR openGear フレームは、スリムな 2RU ラックマウント型フォーム ファクタで驚異の 640 チャンネルのオーディオ ブリッジを提供します。

製品特徴

  • Danteオーディオエコシステムへの12G/6G/3G-SDIオーディオの埋め込みとDanteオーディオエコシステムからの分離をサポート
  • デュアルで独立した 12G-SDI 入力/出力ポート。それぞれ 16 のオーディオ チャンネルをサポートし、カードあたり合計 64 チャンネルになります。
  • Danteネットワークの冗長性を確保するためのプライマリGigEポート×1とセカンダリGigEポート×1
  • カードあたり64チャンネルの同時SDI/Danteオーディオブリッジ
  • 外部SDIソース信号なしでSDI経由でDanteオーディオチャンネルを送信できる2つの内部信号発生器
  • リモート信号ステータスと構成のための Ross DashBoard ソフトウェア サポート
  • ルーティングと構成の選択のためのDanteコントローラーを含むAudinateのさまざまなDanteソフトウェアと互換性があります
  • 高密度でコンパクトなフォームファクタにより、1つのOpenGearフレームで10枚のカードを使用し、最大640チャンネルのSDI/Danteオーディオブリッジを実現
  • OG-X-FR / OG-3-FR openGear フレーム内でサポート
  • ホットスワップ対応
  • 5年間の保証

OG-DANTE-12GAM 概要ビデオ

OG-DANTE-12GAM は、SDI と Dante エコシステム間のブリッジを提供します。 

このビデオでは、Dante オーディオ オーバー IP がプロフェッショナル SDI ワークフローへの埋め込み/切り離しに提供する多くの利点とメリットを紹介します。

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Dante: プロ AV 業界のオーディオ ネットワーク標準

Danteオーディオネットワークは、標準的なネットワークハードウェア、または標準的なネットワークインフラストラクチャに接続することで、ローカルエリアネットワーク（LAN）/広域ネットワーク（WAN）を介した低遅延（1ms未満）のデジタルオーディオ配信を実現します。これにより、オーディオシステムの拡張性、設置の容易化、配線の簡素化など、多くのメリットが得られます。 

Dante では、プロフェッショナル オーディオの厳しい品質要件を満たしながら、標準 TCP/IP プロトコルを使用して、非圧縮、マルチチャンネル、低遅延の高解像度デジタル オーディオをスイッチ イーサネット ネットワーク全体に配信することもできます。

Dante オーディオは、ProAV システム インテグレーターやますます多くの放送局にとって第一の選択肢であり、4,000 種類以上の Dante デバイスを提供する 600 社のメーカーに広く採用されています。

  • 現在のソリューションでは、このブリッジ機能を実現するために多くのデバイス、あるいは非常に高額な費用が必要になります。DANTEは、このブリッジ機能を実行するために必要な機器の数を削減します。
  • DANTE オーディオは、プライマリ/セカンダリ 1 GigE ポートの 2 つのネットワークを備えた冗長インフラストラクチャを提供し、ユーザーに堅牢なオーディオ転送システムを提供します。

Dante、AES67、RAVENNA

OG-DANTE-12GAMは、Dante IPオーディオに加え、Audio Engineering Society（AES）が策定したIPオーディオのオープンスタンダードであるAES67もサポートしています。DanteとAES67はAES67の相互運用性を活用して連携し、Danteデバイスが他のAES67準拠システムと通信できるようにします。これにより、オーディオネットワークの柔軟性と統合性が向上し、Danteオーディオエコシステムが大幅に拡張されます。

つまり、Danteシステムを、RAVENNA、Livewire、Q-LANなど、AES67を使用する他のIPオーディオシステムと統合できるということです。DanteデバイスでAES67を有効にするには、Dante ControllerソフトウェアでAES67を有効化する必要があります。これにより、DanteネットワークはAES67ストリームを送受信できるようになります。

DanteとSMPTE ST 2110-30

SMPTE ST 2110-30は、IPネットワーク上で非圧縮オーディオを伝送するためのSMPTE規格です。OG-DANTE-12GAMは、より広範なSMPTE ST 2110 IP AVスイートの構成要素であるSMPTE ST 2110-30 IPオーディオもサポートしています。SMPTE ST 2110規格には、ビデオ、オーディオ、アンシラリーデータなどが含まれており、特に放送環境において、堅牢なIPネットワーク上で最高品質のビデオ/オーディオIPデータストリームを伝送できます。DANTE-12GAMは、Dante Controllerソフトウェアを介して他のST 2110-30準拠デバイスと相互運用できます。

DanteオーディオネットワークとOG-DANTE-12GAMはどちらもPrecision Time Protocol version 2（PTPv2）をサポートしており、DanteネットワークとSMPTE ST 2110ネットワーク間の同期を保証します。SMPTE ST 2110-30をサポートするDANTE-12GAMは、プロフェッショナルオーディオ/放送アプリケーションにおいて、DanteネットワークとSMPTEネットワーク間の強力なブリッジとして機能します。 

SDI/Danteソースとデスティネーション間のブリッジ

OG-DANTE-12GAMは、SDIソースとエンベデッドオーディオをDanteオーディオエコシステムとの間でブリッジする、SDI/Dante AoIPゲートウェイです。

  • OG-DANTE-12GAMは、入力用に2つの12G-SDIポート、出力用に2つのポートを備え、1本のケーブルで4K/UHD/2K/HD/SDビデオ素材をサポートし、SDI接続ごとに最大16チャンネルのエンベデッドオーディオをサポートします。これにより、64チャンネルのSDI/Danteブリッジングを同時に実現できます。
  • オーディオは、Dante ソースから各 SDI ストリームにブリッジ、マッピング、埋め込まれたり、SDI から分離されて Dante コントローラー ソフトウェアを使用して Dante のデスティネーションに提供されたりすることができます。
  • Dante オーディオ用の OG-DANTE-12GAM のプライマリ/セカンダリ 1 GigE イーサネット接続全体の冗長性により、セキュリティと安心が提供されます。
  • openGear フォーマットは、各 openGear フレーム内に最大 10 枚のカードが収容できる高密度を実現します。
    • これにより、単一のラック フレームで SDI と Dante オーディオ間の 640 チャンネルのオーディオ ブリッジが可能になり、フライキット、OB バン、施設に最適です。
  • openGear OG-X-FR フレーム自体は、ライブ動作環境と継続的な稼働に不可欠な冗長電源をサポートしています。
ワークフローを表示

OG-DANTE-12GAM ワークフロー

OG-DANTE-12GAMは、エンベデッドSDIオーディオとDanteのソース/デスティネーション間のブリッジです。Danteコントローラーソフトウェアを使用すれば、1GigEネットワーク上の必要な場所にソースとデスティネーションをルーティングできます。 

DAWのオーディオ出力をビデオプロジェクトにエンベッドしてマスタリングなどに活用できます。SDIプログラムのオーディオコンテンツをディエンベッドし、ネットワーク経由で配信することで、ライブ会場のミキサーやアンプなどを駆動できます。 

ワークフローを表示

Dante Controller

Dante Controllerを使用して、Danteデバイス間のオーディオルーティングを設定し、必要に応じてソフトウェアをアップデートします。Danteコントローラーでは、OG-DANTE-12GAM openGearカードが32個のルーティング可能なオーディオソースと32個のルーティング可能なオーディオデスティネーションとして表示されます。

このアプリケーションを使用して、Dante デバイス間のオーディオ ルーティングを設定し、Dante セットアップでオーディオ接続を制御し、イーサネット ネットワーク上でオーディオをリアルタイムで移動します。

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Dante Domain Manager

Danteネットワークを管理するには、Dante Domain Managerを使用します。Dante Domain Managerは、認証、セキュリティ、その他様々なネットワークアーキテクチャの管理に必要な属性の設定をサポートします。

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Dante Via

Dante Via を使用して、オーディオ デバイスが Dante ネットワーク上に表示されるように設定します。たとえば、AJA の U-TAP のステレオ オーディオ部分を、Dante ネットワーク上の 2 つのオーディオ ソース チャネルとして表示します。

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Dante Virtual Soundcard

Dante Virtual Soundcardは、PCまたはMacの物理サウンドカードをエミュレートしますが、マイクなどの実際の物理オーディオデバイスではなく、Danteネットワークに接続します。OG-DANTE-12GAMを含むDanteネットワークからオーディオ信号を受信し、通常の物理サウンドカードと同様にDAWアプリケーションに出力できます。

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接続性

OG-DANTE-12GAMは、2系統の12G-SDI入力と2系統の12G-SDI出力に加え、ギガビットプライマリ/セカンダリイーサネットポートを備えています。OG-DANTE-12GAMは、SDI入力ビデオ規格を自動的に検出し、それに合わせた設定を行います。ダッシュボードとDanteコントローラーのシンプルなユーザーコントロールにより、チャンネルの有効化やSDIとDANTE間のマッピングが可能です。

openGearの互換性

openGear規格により、AJAカードは認定openGearパートナーの他のopenGear製品との互換性を確保しています。製品ラインナップは拡大を続けており、openGearはプロフェッショナル向けラックフレームソリューションの標準となっています。

柔軟なI/O

モジュラー式の背面パネルにより、カードごとにカスタム I/O 接続が可能になります (個々のカードに付属)。

フェイルセーフ

オプションの冗長電源は、主電源に障害が発生した場合に二次電源を提供します。

イーサネットアクセス

標準イーサネット接続により、Ross DashBoardソフトウェアアプリケーションを介してフレームにアクセスし、フレーム全体の通信を行うことができます。オプションで、フレームにカードごとのイーサネットアクセス機能をインストールすることで、互換性のあるopenGearカードとの高度な通信が可能になります。

詳細情報

Ross DashBoard ソフトウェア

DashBoard ソフトウェアは、macOS、Windows、Linux 上の openGear カードの迅速かつ便利な構成と制御を提供します。

AJA Mini-Matrix

AJA openGearフレームとカードの全ラインナップに関する情報が、Mini-Matrixでご覧いただけます。AJA製品は幅広く取り揃えており、このリソースは、あらゆる状況や場所に最適なコンバータを見つけるのに役立ちます。各製品には、AJAのメインウェブサイトへのリンクがあり、詳細情報をご覧いただけます。

Mini-Matrixを起動

業界をリードするサポート

AJAのテクニカルサポートは業界最高水準と認められており、すべてのAJAのお客様にご利用いただけます。openGearのインストール、設定、操作、または技術的な問題に関してサポートが必要な場合は、販売代理店へお問い合わせください。

openGear製品には、5年間の長期保証が付いています。製品自体の保証条件に関する詳細は、各製品マニュアルをご覧ください。

スペック

ビデオフォーマット

  • (4K) 4096x2160p 23.98、24、25、29.97、30、50、59.94、60
  • （UHD）3840x2160p 23.98、24、25、29.97、30、50、59.94、60
  • （2K）2048x1080p 23.98、24、25、29.97、30、50、59.94、60
  • （HD）1920x1080p 23.98、24、25、29.97、30、50、59.94、60
  • （HD）1920x1080i 50、59.94、60
  • （HD）1280x720p 50、59.94、60* 
  • （SD）625i 50
  • （SD）525i 59.94
  • RGB/YCbCr、4:4:4/4:2:2、10bit

注: ラスターとフレーム レートに依存します。ドキュメントとマニュアルの OG-Dante-12GAM ビデオ形式をリファレンスしてください。

デジタルビデオ入力

  • 2チャンネル独立12G-SDI BNCコネクタ、SMPTE 259/292/424/2081/2082
    • シングルリンク SD/HD/2K/UHD/4K

デジタルビデオ出力

  • 2チャンネル独立12G-SDI BNCコネクタ、SMPTE 259/292/424/2081/2082
    • シングルリンク SD/HD/2K/UHD/4K

内部信号発生器

  • 2つの独立した内部信号発生器

ケーブル イコライゼーション

（ベルデン 1694A 同軸ケーブル）

  • 12 Gbps、65m
  • 6 Gbps、120m
  • 3 Gbps、180m
  • 1.5 Gbps、200m
  • 270 Mbps、405m

ビデオパス遅延

ビデオ出力は、ビデオ入力と同じフォーマットとフレームレートで、遅延/リクロックされたバージョンです。入力がない場合、ビデオ出力は未定義となります。

  • ビデオ遅延、ビデオ入力とビデオ出力コネクタ間で測定された時間:
    • 12G = 3.2 µsec
    • 6G = 3.2 µsec
    • 3GレベルB-DL = 6.3 µsec
    • 3GレベルA = 3.2 µsec
    • HD (1.5 Gb) = 6.3 µsec
    • SD (270 Mb) = 17.2 µsec

デジタルオーディオ 入力

  • SDI: 独立した 12G-SDI BNC コネクタ 2 つ、それぞれ 16 個の埋め込みチャンネル
  • Dante: プライマリイーサネットポート x 1、セカンダリイーサネットポート x 1、32チャンネル 

デジタルオーディオ 出力

  • SDI: 独立した 12G-SDI BNC コネクタ 2 つ、それぞれ 16 個の埋め込みチャンネル
  • Dante: 1xプライマリ/1xセカンダリギガビット イーサネットポート、32チャンネル

SDI エンベデッドオーディオ

  • SMPTE 299M (12G/6G/3G/1.5G): 24bit 、48 kHz同期
  • SMPTE 272M (SD): 20bit 、48 kHz同期
  • 埋め込まれた音声は通過、削除、または上書きできます
  • SDIパスごとに4グループ（16チャンネル）のオーディオをサポート

注: 2048x1080p/PsF 29.97 / 30 形式では、最大 8 チャンネルのエンベデッドオーディオがサポートされます。

DANTEオーディオ

  • サンプルレート: 44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz
  • エンコーディング: PCM 16、PCM 24、PCM 32

オーディオ 遅延

  • 埋め込みパス 1500 µsec
  • 分離パス 1410 µsec

ユーザー インターフェース

  • Windows、macOS、Linux経由のopenGear DashBoardネットワーク制御ソフトウェア
  • DANTEコントローラー

サイズ

  • openGear標準フォームファクター、フロントスロットとリアカード。カードごとに2つのスロットが必要です。

重量

  • 0.3kg

電源条件

  • openGearフレーム互換、カードあたり最大15 W

動作環境

  • 安全動作温度: 0～40℃ (32～104℉)
  • 安全保管温度（電源オフ時）: -40～60℃（-40～140℉）
  • 動作相対湿度: 10～90%（結露なし）
  • 動作高度: <3,000 メートル (<10,000 フィート)

ダウンロード

ソフトウェアやマニュアル、ドキュメントは英語版サイトよりダウンロードしてください。

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