AJA のリモートワークソリューション
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COVID-19 の世界的流行を受け、映画および放送業界は撮影スタッフや出演者を守るため、長期にわたり制作を中断せざるを得ませんでした。新たに策定されたガイドラインにのっとり、制作活動は再開されましたが、安全な状態で仕事に戻るためには考慮すべき重要な課題が残されています。
従来のテレビ番組や映画の制作現場は、スタッフや出演者たちの出入りが激しく、密集した場所で忙しなく働いている環境でした。撮影現場では複数の場所でビデオやオーディオ機器が必要となりますが、ソーシャルディスタンス (社会的距離) が重視されるようになり、スタッフ同士の物理的な距離を以前よりも保たなくてはなりません。最近発表された映画およびテレビ番組制作向けの規定では、撮影関係者の待機所、共有スペース、撮影映像のモニタリングエリアなど、カメラに映らないあらゆる作業場所で、2 メートル以上の社会的距離を関係者間で確保する必要があると定められています。
出演者と撮影スタッフを集める前に、新しい撮影エリアやステージを 2 面準備する場面では、アートディレクターからプロデューサーまで、より多くのスタッフが安全かつリアルタイムに撮影を確認できる環境が必要となります。距離を保ちながらも撮影の様子が見やすい場所からケーブル配線を伸張し、遠隔で機器の設定や操作を行うことで、撮影現場全体の健康と安全を守らなくてはなりません。ビデオビレッジ (撮影現場で制作者が集まり確認する場所) にあるモニターなどの機材は、安全な距離を確保するためにメインの撮影現場から特に離れた場所に配置されるでしょう。
AJA Video Systems では、こうした要件に対応し、撮影スタッフや出演者の安全の向上を図るとともに、機器およびメディアの完全なリモートコントロールを実現する製品を多数用意しています。
従来の撮影セットでは通常、BNC ケーブルを用いた SDI (シリアルデジタルインターフェイス) ビデオ伝送によって、撮影用カメラとモニタリングエリアを繋げています。
4K や UltraHD カメラソースが普及した現代においては、12G-SDI がケーブル配線やトラブルシューティングを簡略化し、セットアップと配信に要する時間を短縮しています。例えば、カメラからビデオビレッジのモニター、監督、モニターを必要とするその他の制作スタッフへの映像伝送です。あるいは、撮影データやバックアップを別のデバイスに収録したいという要件も一般的です。
現在、このようなエリアは撮影現場から距離を置いた場所に設置されていることでしょう。しかし、その場で撮影映像に OK をもらう、バックアップをとるためには、最小の遅延で高品質な信号を維持し、イメージの忠実度も確実に保たれている必要があります。
カメラ信号には、エンドツーエンドのセキュリティも欠かせません。ところが長すぎる BNC ケーブルで SDI 信号を伝送すると、信号が劣化したり、同期が失われる場合があります。
AJA の光ファイバーコンバーターを使えば、12G-SDI を含む SDI 伝送のケーブル配線を、さらに延長することができます。光ファイバーは、髪の毛とほぼ同じ細さのガラス繊維またはプラスチック繊維を介して、デジタル情報 (この場合はデジタルビデオおよびオーディオ) を光パルスとして伝送します。
AJA FiDO 光ファイバーコンバーターは、ハイフレームレートの 4K ビデオおよびオーディオを最大 10km まで転送できます。シングルチャンネルコンバーターは単一のビデオおよびオーディオフィードを伝送し、デュアルチャンネルコンバーターは複数のビデオおよびオーディオフィードを伝送します。
また、光ファイバーには、シングルモードとマルチモードの 2 タイプがあります。マルチモードのファイバーケーブルは柔軟なケーブル配線が可能で、曲げたりコーナーに沿わせたりしても信号の損失がありません。しかし、シングルモードに比べて全体の距離は短くなります。
また、AJA FiDO コンバーターはフォーマットに依存しないので、カメラの Raw フォーマットを含む、SDI ベースのさまざまな信号タイプを伝送可能です。
FiDO コンバーターは簡単に設置でき、主に トランシーバー、トランスミッター、レシーバーの 3 つタイプに分かれています。カメラとモニターやレコーダーを SDI 伝送用の BNC ケーブルで直接繋ぐ代わりに、カメラのビデオ出力を FiDO トランシーバーまたはトランスミッターに接続します。モニタリングが撮影現場のどこで行われる場合も、FiDO コンバーターから光ファイバーケーブルを引くことで、映像が損失することはありません。
光ファイバーケーブルは通常 ST または LC コネクターのいずれかが搭載されていますが、AJA はオプションでどちらにも対応できます。動きが多い環境には、厳しい制作環境に適したロック式の ST バレルコネクターが選ばれています。光ファイバーのもう一方の接続に FiDO コンバーターのトランシーバー、またはレシーバーモデルを追加するだけで、用途に合わせた出力に対応できます。
ファイバー伝送は低遅延のため、撮影現場内でソーシャルディスタンスを保った位置にカメラフォーカス調整用のモニターを追加して、離れた場所からでも正確に調整作業を進めることもできます。
現代の撮影現場では、撮影したコンテンツをその場で再生および配信するために、ビデオビレッジ (モニタリングエリア) が用いられています。ビデオビレッジは一般に、DIT ステーション、表示確認用モニター、専用のビデオおよびオーディオ収録機器で構成されます。旧来のビデオビレッジは、カメラからのビデオも、録音技術者からのエンベッドされたオーディオも SDI ビデオ伝送 (BNC) ケーブル経由で受け取っていました。
AJA の 12G-AMA なら、録音技術者からのオーディオをカメラからの 12G-SDI フィードに簡単にエンベッドできます。アナログ XLR オーディオ入力を使用すれば、最大 4 チャンネルのオーディオを 12G-SDI 出力に追加できます。現在はビデオビレッジ自体が離れた場所に設置されることが多いため、前セクションで説明した光ファイバーを用いたインフラを利用したり、用途に適したファイバー SFP が付属している 12G-AMA を利用することで、離れた場所からの作業をより安全に実行できます。
光ファイバーのケーブル配線を SDI コンバーターで終端した場合、AJA の KUMO 1616-12G または KUMO 3232-12G ルーターを使用し、付属の KUMO コントロールパネルまたは Web ブラウザ上で操作することで、12G-SDI ビデオを簡単にルーティングできます。KUMO ルーターは分配増幅器としても機能します。1 つの 12G-SDI 入力から、現場の要求に応じた数の出力が可能です。
AJA の Ki Pro Ultra 12G は、最大 4K 60p での収録および再生に対応しています。光ファイバー接続が内蔵されたデジタルビデオレコーダー兼プレーヤーで、ビデオビレッジのデバイスに光ファイバーケーブルで直接接続できます。接続すると、Ki Pro Ultra 12G は、デジタルビデオおよびオーディオの入力をポストプロダクションでよく使われる Apple ProRes または Avid DNx フォーマットで記録します。また、記録した素材は必要なときに再生できます。
Ki Pro Ultra 12G のすべての機能は、Ethernet 接続により、Web ブラウザベースのコントロールシステムとしてリモート操作が可能です。ビデオビレッジのオペレーターは、安全な距離を取りながら、パフォーマンスを犠牲にすることなく、制作の要求に十分に応えられます。Ki Pro Ultra 12G は、KUMO ルーターと 12G-SDI で直接接続することもできます。この下の Ki Pro GO セクションで、ビデオバックアップの詳細図を参照してください。
H.264 プロキシを同時収録するには、AJA Ki Pro GO H.264 レコーダーを 3G-SDI で Ki Pro Ultra 12G とカスケード接続し、HD にダウンコンバートしたバックアップを作成します。市販の USB 3.0 メディアに記録できる小さいファイルサイズになるため、一般的なコンピューターやモバイル機器で素材を簡単にレビューできます。Ki Pro GO はフロントパネルの使いやすい操作ボタンと、Web ブラウザからもコントロールできます。
長さのある光ファイバーケーブルをデジタルビデオレコーダーに直接接続し、離れた場所のビデオビレッジで再生できることはすでに説明しました。しかし、ビデオを表示または収録する前に、別の要件がある場合もあります。たとえば、HDR (ハイダイナミックレンジ) による配信を想定した撮影です。
AJA の Hi5-12G-R-ST コンバーターを使用すれば、長い ST または LC 光ファイバーをコンバーターに直接接続して信号を伝送できます。Hi5-12G-R-ST は、HDR10 メタデータを生成したり、変換の手間なく HDMI 2.0 出力経由で HLG に対応できるため、撮影現場の HDMI HDR モニターで適切にイメージを表示できます。
撮影現場で表示する前に、ツールを使ってイメージを調整したりフォーマットを変換したい場合があります。AJA では、そのような目的に最適な FS-HDR などファイバー対応のフレームシンクロナイザーを用意しています。広範な HDR/SDR 変換、カラーコレクション、HD/4K 向けスケーリング ツールに対応しているうえに、複数の FS-HDR を組み合わせることで 8K フォーマットもサポートします。
Ki Pro Ultra 12G と同じく、FS-HDR は Ethernet 接続した Web ブラウザ上の UI で完全にコントロールできます。また、FS-HDR は LUT もサポートしています。また、FS-HDR は LUT もサポートしています。FS-HDR はどんな HDR 撮影でも意図した通りの表示が可能で、距離の要件を満たすことができる機能を多数備えた最適な製品です。
映像制作を効率化する機器を使用すれば、リアルタイムにイメージを変換し、撮影現場でも可能な限り高い精度でイメージを表示することで、ポストプロダクションの貴重な時間を節約できます。
プロデューサーが現場に来られない場合でも、AJA の専門的なストリーミング技術を使うことで、撮影現場のカメラモニタリングや再生、オーディオを確認できる URL リンクを、プロデューサーに提供することができます。プロデューサー (あるいはそれ以外のスタッフ) がモニタリングを必要とする場合には、視聴用の設備を用意し、AJA の BRIDGE LIVE を使って、ソーシャルディスタンスを確保したビデオビレッジからカメラフィードおよび再生フィードを接続します。
BRIDGE LIVE は、強力なマルチチャンネル HD ストリーミングまたはシングルチャンネル UltraHD 向けのデバイスで、簡単に設置できます。SDI 経由のソースビデオを、リアルタイムで H.265 (HEVC)、H.264 (AVC)、H.262 (MPEG-2)、さらには JPEG 2000 に変換します。BRIDGE LIVE は、オンセットの安全なプライベートインターネット接続を使用し、CDN (コンテンツ配信ネットワーク)経由で、低遅延のビデオおよびオーディオカメラフィード、ならびに再生を遠隔地のスマートテレビ、ラップトップ、デスクトップコンピューターに送出します。適切な URL をたどるだけで、世界のどこにでも、適切な帯域幅での接続が可能となります。必要であれば、電話、携帯電話、Skype や Zoom などのインターネット電話サービスを併用して、リアルタイムの音声によるコミュニケーションを取ることもできます。
BRIDGE LIVE は最大 4K 60p で、SRT (暗号化を含む)による H.265 の高品質な圧縮に対応しています。詳細なリアルタイムの視聴体験が可能になり、連携して作業が行えます。同じリンクを繰り返し安全に使用できるため、スタッフの数に合わせて使うことができます。さらに、BRIDGE LIVE をもう 1 台用意すれば、撮影現場から同じフィードを受信し、圧縮したストリーミングフォーマットを 12G-SDI モニタリング、ルーティング、収録向けにベースバンドビデオに変換して戻すこともできます。
パンデミック前のポストプロダクションの世界では、プロデューサー、編集者、代理店、クライアントなどが編集スイートや試写室に集まり、編集を承認するのが一般的でした。全員が着席してから、レビューや承認のプロセスを開始していたのです。
新しい規制の下では、密の状態を避けなくてはなりません。AJA 製品に備わる高度な技術は、必要な距離を保ちながら、柔軟な対応を可能にします。
施設内で距離を取るためには、既存の IT インフラを活用しながら、非圧縮のビデオとオーディオを Ethernet ケーブル経由で伝送する、AJA のミニコンバーター製品を取り入れましょう。
AJA IP (インターネットプロトコル) ミニコンバーターは、SMPTE ST 2110 規格に準拠したビデオの伝送、受信、デコードを実行します。SMPTE 2022-6/7 と呼ばれる、1 つ前の SMPTE 規格にも対応しています。10 GigE ネットワーク、サーバー、適切な AJA ミニコンバーター (この場合、AJA IPT-10G2-SDI などのトランスミッター) を使用すれば、編集システムの SDI 出力からのベースバンドビデオを、Ethernet ネットワーク経由で損失なしに伝送できます。
その後、AJA IPR-10G2-SDI などのレシーバーを使用することで、同じ建物内の別のネットワークポイントにいるプロデューサーに安全なレビュー環境を提供できます。プロデューサーは、電話、携帯電話、インターネット電話サービスを介して編集者とやり取りするわけですが、同じ部屋にいるかのように、タイムラインを表示したり、編集による調整をリアルタイムで確認できます。
また、AJA IP ミニコンバーターは HDMI をサポートしているため (IPT-10G2-HDMI および IPR-10G2-HDMI と同様)、コスト効率よく 4K HDMI ディスプレイをモニタリングに使用できます。伝送には SDI を使用し、プロデューサーのオフィスや遠隔地での受信には HDMI を使用するのが、一般的なシナリオです。
NLE (ノンリニア編集)サイドをよりシンプルにする製品として、AJA は、ポータブルな Io IP を用意しています。Thunderbolt 3 による 10 GigE 接続で、撮影現場の NLE ステーションから SDI over IP 伝送が可能です。AJA Io IP は、Apple Final Cut Pro、Avid Media Composer、Adobe Premiere Pro、After Effects といった主要な編集ソフトウェアを幅広くサポートします。
IP ビデオはネットワークに渡され、別のネットワークポイントに接続された IPR-10G2-HDMI または IPR-10G2-SDI が IP ビデオを受け取り、ベースバンドビデオとしてモニタリング用に出力します。ワークステーション用には、PC の筐体に収まる PCIe NLE I/O カードの KONA IP があります。
インフラストラクチャを IP ベースに更新すれば、ワークフロー自体にはほぼ影響なく、柔軟かつ安全性の高い作業空間が得られます。また、レビュー時のコラボレーション性と生産性の両方を高く保つことができます。また、編集ビデオソースを施設内の複数の同列エンドポイントに容易に伝送できるため、プロデューサーやポストプロダクションのスタッフなど、複数のメンバーで連携しながら、より詳細な確認作業を実施することができます。
AJA IP 製品で制作環境を拡張し、同一施設内での安全性を強化できることを説明してきました。しかし、編集者やプロデューサーが地理的にもっと離れた場所にいる場合はどうでしょうか? 移動の制限により、プロデューサーと編集者が同じ場所に行くことが不可能で、同じ建物で作業できない場合があります。このような場合も AJA のストリーミング製品が活躍します。ソースビデオおよびオーディオから、圧縮のかかった高品質のストリームを作成し、送出元の物理的な場所がどこであれ、公共インターネットを介してほぼどこにいても安全に共有できます。
最も簡単なセットアップの製品が、AJA HELO ストリーミングデバイスです。HELO は、オーディオをエンベッドした HDMI または SDI ビデオ入力を受け取り、リアルタイムで H.264 に変換します。H.264 とは、ビデオ圧縮フォーマットの 1 つで、ファイルサイズの割には非常に高品質のイメージが得られます。さらに、モバイルデバイス、スマートテレビ、Mac および PC など、いくつものプラットフォームが幅広く対応しています。
このセットアップ例では、編集スイート NLE I/O からのタイムライン出力を、SDI または HDMI を介して HELO デバイスに接続しています。次に、HELO デバイスを CDN (コンテンツ配信ネットワーク) 用にセットアップします (YouTube、Wowza、Twitch などのサービスや、制作要件に合わせたプライベート CDN など)。プロデューサーはタイムラインのビデオおよびオーディオを Web ブラウザに表示し、電話、携帯電話、インターネット電話サービスで編集者とコミュニケーションします。安全が保障された接続を使えば、特定の人物のみがストリームを受け取ることができ、視聴するコンテンツのセキュリティを守れます。レビュープロセスの要件によっては、単一のストリームを複数の場所にストリーミングすることも可能です。
HELO は HD までのビデオには問題なく対応できます。しかし、UltraHD/4K でのリモート視聴が必要なプロジェクトの場合はどうすればよいでしょう? HD と UltraHD/4K のどちらのプロジェクトでも使えるのは、前にもご紹介した BRIDGE LIVE です。
H.265 は、UltraHD/4K ビデオおよびオーディオをストリーミング配信する目的では完璧なソリューションです。しかし、品質は最高で 10-bit 4:2:0 までです。最大 4K 60p までの HDR コンテンツの編集には、AJA のデスクトップ製品 T-TAP Pro が有効です。Thunderbolt 3 対応の T-TAP Pro なら、12G-SDI および HDMI 2.0 経由で 4K コンテンツを同時にモニタリングできます。ホストのラップトップまたは PC と T-TAP Pro は Thunderbolt 3 で簡単に接続でき、付属の Desktop Software v16 は、Avid、Apple、Adobe NLE に統合できます。
このセットアップ例では、編集者は編集システムを操作し、NLE のタイムライン出力は 12G-SDI を介して BRIDGE LIVE に共有されます。編集者は、BRIDGE LIVE への 12G-SDI 出力を使用すると同時に、HDMI を使用してローカルでモニタリングできます。タイムラインの出力は、BRIDGE LIVE で H.265 に変換され、プロデューサー用のビューイングルームに設置されたスマートテレビにストリーミングされます。プロデューサーは、一般的な電話やインターネット電話を使って、リアルタイムで編集者とやり取りしながら確認作業を実施できます。ストリーミングをサポートするスマートテレビを使用すれば、ごくわずかな手数で高品質のビデオストリームを視聴できます。
イメージ品質が重要な用途には、BRIDGE LIVE はオプションで JPEG 2000 に対応できます。SRT (暗号化を含む) と組み合わせれば、セキュアプロトコル内で高品質な伝送が実現します。最も優れた利点は、複数の場所やサービスに、すべて同じソースからリアルタイムで送出できることです。
リモート環境で、編集、グレーディング、その他のプロダクションを行う際には、高品質な映像解析ツールを利用する必要があります。AJA の HDR Image Analyzer 12G は、SDR に加え、HLG、PQ、Reec.2020 を含む HDR 規格のリアルタイム分析が行える多数のツールが搭載されています。4K/UltraHD/2K/HD コンテンツを扱えるスタンドアローン型の 1RU デバイスです。注意深いモニタリングが欠かせないポストプロダクション作業の際に、HDR Image Analyzer は複数の選択肢を提供します。同デバイスはオフィスに設置したまま、リモート環境から制御可能です。HDR Image Analyzer 12G に組み込まれたウェブサーバーが提供するウェブインターフェイス (ウェブ UI) から同デバイスで設定可能なすべてのパラメーターを変更できるため、正確かつ安全に操作できます。このウェブ UI により、分かりやすく直感的にシステムを管理できます。ひとりでは望ましい結果が得られなかった場合でも、途中からよりスキルの高い他の場所にいるスタッフに仕事を円滑に引き継げます。
HDR Image Analyzer 12G は、リモートデスクトッププロトコル (RDP) にも対応しているため、ネットワーク越しにグラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) にもアクセス可能です。RDP で操作した場合には、HDR Image Analyzer 12G を設置しているオフィスのスタッフと確認し合いながら仕事を進められます。世界中のどこにいても、キーボードとマウスで操作が行なえます。この洗練されていながらも簡単に管理可能なリモートアクセスの仕組みにより、リモート環境でもポストプロダクション時に HDR Image Analyzer 12G に搭載された強力なツールを活用できます。
本ページで説明してきたように、AJA は、現在の制作現場における厳しいソーシャルディスタンス要件に対応するための多様なデバイスを提供しています。HELO や IP ミニコンバーターから Io IP、KONA IP、非常に強力な BRIDGE LIVE まで、制作の規模に応じた製品を用意しています。安全性と生産性の向上に、品質と創意にこだわった AJA の製品をお役立てください。