AJA製品とApple ProRes QuickTime Decoder for Mac/Windowsとの組み合わせについて

Apple ProRes 422コーデックは、Mac OS XにFinal Cut Studio 2がインストールされている環境でのみ使用することが可能でした。Apple社は、2008年8月28日に“Apple ProRes QuickTime Decoder”をMac OS XおよびWindows OS向けにリリースしました。このソフトウェアをインストールすることによって、Final Cut Studio 2がインストールされていないMacやWindowsの環境でも、高品位なProRes 422コーデックのアセットを共有し、共同で作業を行なうことができるようになりました。
ただし、「Apple ProRes QuickTime Decoder」はあくまでデコーダーであり、ProResフォーマットのムービーファイルを読むことはできますが、書き込む(生成する)ことはできません。ProResフォーマットのファイルを生成するには、Final Cut Studio 2がインストールされたMac OS X環境が必要だということに注意して下さい。

Apple ProRes QuickTime Decoder for Macについて
「Apple ProRes QuickTime Decoder for Mac」は、Final Cut Studio 2をインストールしていない環境では特に有効です。このデコーダーは、映像制作や編集専用でないMacで、ProResコンテンツの内容を確認することが可能になります。

Apple ProRes QuickTime Decoder for Windowsについて
「Apple ProRes QuickTime Decoder for Windows」は、Windows環境でのProResファイルの再生を可能にします。バージョン1.0での動作環境は、Windows XP(SP2)またはそれ以降とQuiceTime 7.5以降が必要です。Windows上で動作するQuickTime Playerは、ProResファイルのリアルタイム再生を提供します。その他のQuickTimeに対応したアプリケーションでは、ProResファイルを読み込むことは可能ですが、リアルタイムに再生できない可能性があります。

Apple ProRes QuickTime Decoderのメリット

  • 高品質で視覚上損失のないApple ProResメディアをMac OS XとWindows環境の共同作業者に対して配信することができます。
  • Apple ProResコンテンツをさまざまな環境のQuiciTime Playerで確認することができます。
  • Mac OS XとWindows環境で動作するQuickTime対応のアプリケーションでApple ProResメディアを使用することができます。

ソフトウェアのダウンロード先