米国報道発表資料抄訳 2009年1月5日
AJA Video Systems(プロビデオインタフェイスとコンバータの主要メーカー)は、先日、AJA Io HD、KONA 3、KONA LHe製品のバージョン6.0.2ソフトウェアを発表しました。バージョン6.0.2では1080i29.97fps HD-SDI信号から23.98fpsビデオを抽出する機能が追加されています。特筆すべき点は、この機能はすべてのビデオカメラでご使用頂けるものではないということです。
Canonの新製品である「XH G1S」は、カメラ本体の設定によって1080i29.97 HD-SDI出力にフラグされたフレーム情報を供給する事が可能です。
このフラグ情報は、カメラのフレームレートモードが“24F”に設定されている際に、1080i29.97 HD-SDI出力からIo HDやKONA 3、KONA LHeで23.98fpsを抽出し、ネイティブな24Fビデオファイルを生成するために必要なものです。
AJAは、このユニークなサポートを提供するためにCanonと密接に共同開発を進めてきました。日本で開催されたInter BEE 2008 Canonブースでは、初めてこのテクノロジーの展示を行い、デモンストレーションが実施されました。(AJA Io HDとApple MacBook Proによるモバイル環境にCanon XH G1SをHD-SDI出力で接続し、デモを実施)
Canon U.S.A.の副社長兼コンシューマーイメージンググループの部長 石塚雄一氏は次のように述べています。
「キヤノンはAJAと密接に開発を行っていることを大変嬉しく思っています。この関係を通して、私たちはプロユーザーへ、より高品質なワークフローソリューションを提供できることが可能になりました。」
AJA社長ニック・ラッシュビーは次のように述べています。
「キヤノンは、プロビデオ製品ユーザの創造性を最大に高めるために、新しいカムコーダを革新し続けています。私たちは、Canon XH G1Sのサポートを提供できることを誇りに思い、この機能がプロダクションコミュニティに提供する可能性でエキサイトしています。」
AJA Io HD、KONA 3、KONA LHeのバージョン6.0.2ソフトウェアダウンロード先:http://www.aja-jp.com/download/software/