KONA 4
パワフルなインテグレーション、プロフェッショナルなコネクティビティ
KONA 4 は、強力な 8 レーン PCIe 2.0 ビデオ/オーディオ デスクトップ I/O カードで、SD から HD、2K、4K までのすべてをフル 10-bit 4:2:2/4:4:4 サンプリングで処理し、すばらしく鮮明な画像を実現する比類なき機能を提供するのみでなく、12-bit * にも対応します。HDR ワークフロー向けに、KONA 4 は HDR 10 および HLG (ハイブリッドログガンマ) * に対応することで HDMI での豊かな色調をお届けします。KONA 4 には、今日の、またその先の未来の作業についても対応できるパワーをもっています。
*アプリケーションにより異なります。
Adobe 社 Premiere Pro では、バージョン 2024 よりテープベースのワークフローが廃止されております。そのため、キャプチャ機能(テープインジェスト機能)についても削除されております。詳しくは Adobe 社へお問合せください。
参考リンク
- Premiere Pro でのテープベースのワークフローの廃止:https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/kb/retiring-tape-based-workflows.html
- Premiere Pro 機能の概要(2023年10月リリース):https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/using/whats-new/2024.html
製品概要
プロ仕様の接続性
KONA 4 は双方向 3G-SDI 接続に対応しており、入力と出力の両方に使用できます。マルチチャンネルオーディオ作業向けの 16 チャンネル SDI エンベデッドオーディオ、HDMI 2.0b モニタリング出力、オプションの K3G-Box により、LTC 入出力、Genlock 入力、RS-422 コントロール、設定可能な SD/HD アナログビデオ出力用 BNC x 3、8 チャンネル AES オーディオ入出力が追加することができます。このことにより、KONA 4 を使って HDR から HFRへ、4K から ストリーミング向けマルチチャンネル HD へなどといった幅広いワークフローに統合することが可能になります。
HDR
HDR (High Dynamic Range) は、標準的な信号に比べ広範囲で高品質な色範囲を提供し、ホワイトはより明るく、色深度はより高く、ブラックはより明るく表示することを可能にします。イメージをより「ダイナミック」にすることで、見たままの自然な色で視聴者へと届けます。
KONA 4 は Desktop Software v13 にて HDR10 に対応し、HDMI 2.0a/CTA-861.3 に準拠した HDR インフォフレームメタデータの生成によって、HDMI 対応ディスプレイへ 4K/UltraHD/2K/HD の HDR 伝送をサポートします。Desktop Software v13 では、最新版の Adobe Premiere CC 向けに HDMI での HLG (ハイブリッドログガンマ)にも対応しています。
Apple Mac Pro に対応
AJA は、Apple の新しい Mac Pro との完全な互換性を提供します。これには、Metal との互換性を備えた AJA Control Room 対応など、様々なアプリケーションの広範な対応が含まれます。
KONA 4 は、最大 4K を扱う高解像度のワークフローに対応する完璧なビデオ及びオーディオ I/O を提供します。
ワークフロー
パワフル
KONA 4 は 4K のフレームレートに幅広く対応しているため、編集システムから 4K プロジェクターやモニターに直接出力することが可能です。また 50/60p のハイフレームレート や 4K HDMI 出力にも対応しているため、編集者やクライアントは作業中にフル解像度の 4K 映像を最新の UltraHD モニターで確認することができます。
また KONA 4 では、3G-SDI x 4 本を接続することで最大 120 fps までの AJA RAW をキャプチャーすることができます。AJA Control room を通して、魅力的な映画のような風合いをもつ美しく繊細なスローモーションを作り出しましょう。
ハイフレームレートに対応
KONA 4 は 4K や UHD ワークフローの中でも最も難しいと言われる 50p や 60p といった 4K ハイフレームレート (HFR) に対応しています。
4K HDMI 出力
4K HDMI 出力は最新の UltraHD モニターの多くに HDMI 経由で 4K/UHD を表示することが可能です。本来の画像品質を保ちながら、手頃な価格でフル解像度のモニタリングが行えます。
Unreal Engine 4.22 での AR 対応
高画質カメラからのリアルタイム映像を SDI 経由で KONA 4 を用いてキャプチャーし、Unreal Engine で作成したバーチャル空間にそのフッテージを融合しリアルタイムで放送向けに送出する - このような高まりつつある放送局向けの要望や AR (拡張現実) のニーズなどへも KONA 4 は対応します。
デジタルフィルム制作向けにもこれらの新しいワークフローは恩恵をもたらします。例えば撮影現場で、ライブアクション VFX 作品を撮影中、完全に合成された状態をリアルタイムで確認できます。その結果、撮り直しが少なくなり、俳優たちは自分たちが動いているバーチャル空間を理解できるようになるため、より高いパフォーマンスを発揮できます。最終的には、ポストプロダクションにスムーズに撮影データを渡せるため、様々な効率化を促し、コスト削減にも繋がります。
ハードウェアキーイング
内蔵のハードウェアダウンストリームキーヤーにより、簡単にグラフィックや画像をビデオ入力に対してオーバーレイすることができます。
信頼のサポート
AJA の技術サポートは、業界でも最優秀サポートの 1 つに数えられており、無料で提供されています。当社のサポート チームが、お客様の抱えるあらゆる問題の解決をお手伝いし、お客様のシステムができるだけ早く確実に稼働するようにします。
統合
KONA 4 は Windows、Mac、Linux に対応しており、幅広い用途に対して驚異的な 4K およびマルチチャンネル性能を提供します。
K3G-Box で接続性を拡張
オプションの K3G-Box(ブレイクアウトボックスおよびケーブル)を使用すると KONA 4 を簡単にラック環境に統合できるため、積み重なったコンピュータの裏側に回る必要なくすべてのビデオおよびオーディオ接続に素早くアクセスできます。
KONA 4 付属のブレイクアウトケーブルの代わりに K3G-Box を使用した場合、AES オーディオチャンネル 8 系統、2 チャンネルの RCA アナログオーディオモニタリングジャック、ルーピング BNC Genlock リファレンスコネクタが追加されます。