Io 4K Plus

Thunderbolt™ 3 の能力を搭載したプロフェッショナルビデオ I/O

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Io 4K Plus は Thunderbolt 3 を経由してキャプチャーと出力が行える先進的なデバイスです。プロフェッショナル向けのあらゆるビデオ & オーディオ接続機能を備えて、最新の 4K/Ultra HD デバイス、ハイフレームレート (HFR)、ハイダイナミックレンジ (HDR) そして、ディープカラーワークフローに対応しています。Thunderbolt 3 に対応したことにより Io 4K Plus は、12G-SDI と HDMI 2.0 のどちら経由でも、SD から HD、UltraHD そしてフル4K で最大 60p に渡る広範囲のフォーマットを、たった一本のケーブルで扱うことができます。さらに最新の HDR ワークフロー向けに HDMI での HDR 10 と HLG (ハイブリッドログガンマ) に対応しています。

Adobe 社 Premiere Pro では、バージョン 2024 よりテープベースのワークフローが廃止されております。そのため、キャプチャ機能(テープインジェスト機能)についても削除されております。詳しくは Adobe 社へお問合せください。

参考リンク

製品概要

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主要な機能

  • 最大 50/60p で 4K/UltraHD/2K/HD/SD を入出力
  • 4K/UltraHD と 8 チャンネルエンベデッドオーディオ対応、HDMI 2.0 入出力
  • SDI BNC ポート × 4 の仕様と設定オプション
    • 双方向の HD/SD および 3G/1.5G × 4
    • 4K/UltraHD 対応のシングルリンク 12G/6G 入力 (SDI 1) × 1 と 4K/UltraHD 対応のシングルリンク 12G/6G 出力 (SDI 3) × 1 の組み合わせ
    • 下記のいずれかに設定可能な 4K/UltraHD 対応のデュアルリンク 3G/1.5G × 2
      • 入力 × 1 かつ出力 × 1
      • 入力 × 2
      • 出力 × 2
    • 4K/UltraHD 対応のクアッドリンク 3G/1.5G 入力または出力 × 1、4 分割または 2SI
  • SDI HD/SD モニター専用出力
    • 4K は 2K に、UltraHD は HD にダウンコンバート
  • ループスルー対応 Thunderbolt 3 端子 × 2
  • RGB 4:4:4 12-bit、YCbCr 4:2:2 10-bit でハイフレームレート (HFR) ワークフローに対応
  • 12-bit および 10-bit の LUT に対応 (.cube)
  • 4K クローズドキャプションに対応
  • SDI 経由で VPID 信号に対応、SDR/HDR 伝達特性、カラリメトリー、輝度を伝送
  • PQ、HLG、HDR10、HDR10+、Dolby Vision に対応
  • HDR メタデータの読み取りと自動プレイバック検出
  • アナログオーディオの入出力を柔軟に構成可能 (全 8 チャンネルを入力、全 8 チャンネルを出力、4 チャンネルを入力 4 チャンネルを出力)
  • Apple シリコンチップ搭載の Mac をサポート
  • OBS Studio、vMix、Telestream Wirecast、Adobe Creative Suite、Apple Final Cut Pro X、Avid Media Composer などとの互換性を確保
  • バッテリーまたは AC アダプター接続による XLR 12V で駆動 (AC アダプター同梱)
  • モバイル環境やライブ環境に便利なヘッドフォンジャックとオーディオレベルコントローラー
  • RS-422 VTR コントロール、リファレンス、LTC 入出力に対応
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AJA の Thunderbolt 3 ソリューション

AJA の Thunderbolt 3 ソリューションは、ワークフローをより強力で高速かつシンプルにします。

AJA の I/O デバイス Io 4K Plus と Io IP は、なぜ容易く 4K/UltraHD、ハイフレームレート、広色域なコンテンツをたった 1 本のケーブルでコンピュータに入出力できるのか、どのように HDMI2.0 経由で HDR に対応しているのかをご紹介いたします。

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Apple M1 チップ対応

Desktop Software v16.1 以降は、Apple M1 チップに最適化されており、AJA macOS ドライバー、アプリケーションプラグイン、AJA Control Room、AJA Control Panel、AJA System Test および AJA NMOS ソフトウェアにネイティブ対応しています。

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Apple Mac Pro に対応

AJA は、Apple の新しい Mac Pro との完全な互換性を提供します。これには、Metal との互換性を備えた AJA Control Room 対応など、様々なアプリケーションの広範な対応が含まれます。

この新しいワークステーションと Io 4K Plus の相性は抜群です。最大 4K に対応し、高解像度ワークフローを扱うプロダクション向けに、Thunderbolt 3 ベースで 12G-SDI 信号および HDMI 2.0 信号のキャプチャと再生を提供します。

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プロフェッショナルな接続性 : 12G-SDI と HDMI 2.0

今日のワークフローには、速度、帯域、明快さが求められています。Io 4K Plus は 4K、UltraHD、12G/6G/3G/1.5G-SDI、デュアルリンク、HD-SDI そして SD-SDI に対応しているだけでなく、HDMI 2.0 経由での UltraHD と HD のキャプチャーと出力の両方も行えます。HDMI 出力はまた、正確に HDR 10 と HLG を表示可能なので、最新の HDR ワークフローに対応可能です。

12G-SDI と HDMI 2.0 はどちらも、そういった要求の厳しいワークフローに際し 1 本のケーブルで入出力の両方を扱えるので、プロジェクトに活力を与え簡潔にします。12G-SDI は SDI ソースへの後方互換性を有しており、1つのポートで基礎的な入出力をすべてまかなえます。HDMI 2.0 接続の場合、高解像度とハイフレームレートでのキャプチャーが行えます。また HDMI 2.0 対応のディスプレイならば、手頃な価格で厳密に色を表現することが可能です。

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4K クローズドキャプション対応

AJA Control Room

  • ANC 抽出ファームウェアにより CEA-608 または 608-in-708 に対応

Avid および Adobe プラグイン

  • 全ての SMPTE-291 (ANC) ベースのキャプションに対応
  • Adobe Premiere は、RAW データがある場合にはネイティブ 708 に対応しています。例えば Adobe プラグインでは、Premiere から 708 のフルデータを受け取った場合、そのデータをデバイスにパススルーします。
  • Avid Media Composer は、アクティブなビデオの ANC (line 21) または ANC エクストラクター / インサーター経由の ANC (最大 4K/UHD) をサポートします。
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一般的な互換性 : USB-C 経由の Thunderbolt™ 3

Io 4K Plus には 、Thunderbolt 本来の柔軟性を実現するために Thunderbolt 3 端子が 2 ポート搭載されています。

Thunderbolt 3 の速度は、以前の Thunderbolt 2 規格の 2 倍を誇り、スループットは最大 40 Gps に達します。一般的な USB-C 接続規格のケーブル 1 本で、最新の Mac や Windows のワークステーションやラップトップと簡潔に接続できます。Io 4K Plus で提供されるビデオとオーディオの I/O として最適です。

Thunderbolt™ 3 の機能

  • USB-C 上で Thunderbolt™、USB、DisplayPort、電源の供給に対応
  • USB-C 端子とケーブル (小型、リバーシブル)
  • 40 Gb/s : Thunderbolt™ 3 (Thunderbolt™ 2 の 2 倍の速度)

AJA の Thunderbolt ソリューションについて

Thunderbolt ワークフロー

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HD で 4K/UltraHD をモニタリング

4K 解像度で作業する際、Io 4K Plus は高品質にダウンコンバートした HD-SDI 信号を専用の BNC 端子から出力します。この HD 信号は 4K プロジェクトを放送向けの HD レコーダーへ直接出力するのに利用できます。ポストプロダクションでは、4K 映像を HD モニターで簡単に確認可能です。

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HDR

HDR (ハイダイナミックレンジ) は標準的な信号に比べ、広色域で豊かな色彩、より明るい白色、そしてより深く暗い黒色を扱えます。これにより、イメージはより「生き生きとした」見た目になり、自然で真実味のある色を視聴者に届けられるようになります。

Io 4K Plus は、HDMI 互換ディスプレイへの 4K/UltraHD/2K/HD の HDR パイプラインを提供します。HDMI 2.0a/CTA-861.3 と HD に準拠する HDR インフォフレームメタデータに対応する HLG と HDR 10 に対応しています。

AJA Control Room ソフトウェアと Io 4K Plus を一緒に使用すると、SDI または HDMI で入力された信号から HDR メタデータを取得できます。キャプチャーした .mov ビデオファイルには HDR メタデータがエンベデッドされていて、本来のダイナミックレンジでプレイバック可能です。

AJA Control Room ソフトウェアと Io 4K Plus の組み合わせで HDR 自動検出機能が利用できます。収録された .mov ファイルにエンベデッドされた HDR メタデータを読み取り、接続された HDMI モニタや SDI 出力に対応する HDR フォーマットに自動的に設定されます。

Adobe Premiere Pro / Adobe Media Encoderで出力されるファイルベースの HDR メタデータ付き .mov ファイルにも対応します。これらのレンダリングされた出力は、AJA Control Room を使用して簡単かつ直感的に選択可能です。正確な HDR フォーマットが自動的に設定され、全てのフレームは、適切なタイミングに最高品質で表示されます。

Desktop Software は HDMI 2.0 で HDR を入力する機能も備えていて、PlayStation 5 や PlayStation Pro 5 からの HDR のゲーム映像をキャプチャーする際などにも使用できます。

AJA の HDR ソリューションについて

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ワークフロー

デジタル映像ソースを 12G-SDI 経由で Io 4K Plus に繋げ、様々なフォーマットでキャプチャ可能です。 HDMI 2.0 出力 (HDR10、HLG、Dolby Vision* に対応) でモニタリングしながら、高品質な業務用の SDI 出力で、マシン制御、アナログもしくは 3 値リファレンスを用いてマスターから利用先へ伝送できます。

*注記 : Dolby Vision は AJA SDK 使用時にのみ対応

ワークフローを見る

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統合されたデジタルオーディオ、アナログオーディオの柔軟性

エンベデッド 16 チャンネル SDI と 8 チャンネル HDMI オーディオに対応し、同様にアナログオーディオ入力、出力、入出力を標準的な DB-25 接続で実現しています。

フロントパネルの mini-TRS ヘッドフォンジャックからステレオモニタリングが可能です。

AJA Desktop Software で行うアナログオーディオ入出力は柔軟で、ボイスオーバーの録音をはじめ、様々に構成可能です。Io 4K Plus に DB-25 接続する機器に応じて構成を変えられます。

  • チャンネル、24 ビットと 16 ビットの D/A アナログオーディオ、サンプルレート 48 kHz、業界標準の XLR × 8 または、DB-25 ブレイクアウトケーブル上の TRS に対応 (ブレイクアウトケーブルは別売)
  • バランスド アナログオーディオ入出力 :
  • 1-8 チャンネル、または 1-4 チャンネルと 5-8 チャンネルの出力
  • 1-8 チャンネル、または 1-4 チャンネルと 5-8 チャンネルの出力
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Unreal Engine での AR 対応

高画質カメラからのリアルタイム映像を SDI 経由で Io 4K Plus を用いてキャプチャーし、Unreal Engine で作成したバーチャル空間にそのフッテージを融合しリアルタイムで放送向けに送出する - このような高まりつつある放送局向けの要望や AR (拡張現実) のニーズなどへも Io 4K Plus は対応します。

デジタルフィルム制作向けにもこれらの新しいワークフローは恩恵をもたらします。例えば撮影現場で、ライブアクション VFX 作品を撮影中、完全に合成された状態をリアルタイムで確認できます。その結果、撮り直しが少なくなり、演者たちは自分たちが動いているバーチャル空間を理解できるようになるため、より高いパフォーマンスを発揮できます。最終的には、ポストプロダクションにスムーズに撮影データを渡せるため、様々な効率化を促し、コスト削減にも繋がります。

Io 4K Plus × Unreal Engine クイックスタートガイド (*英文 : 外部リンク)

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タイムコードの同期

Io 4K Plus は大規模なプロダクション向けに外部リファレンスにロックしたり、Io 4K Plus でキャプチャーしたフッテージ素材が適切なタイムコードを保持するために LTC の入出力が可能です。

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マシンコントロール

RS-422 端子を使用することで、テープデッキのようにフレーム単位でキャプチャーの制御を正確に行えます。

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Io 4K Plus 互換 OS

  • macOS : 12.x (Monterey)、11.0 (Big Sur)、10.15 (Catalina)、10.14 (Mojave)
  • Windows 10 以降
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互換ホストシステム

Desktop Software v16 は、正しい情報に基づいてシステムを選択できるようにするために様々な構成のコンピュータでテストされています。

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業界最高水準のサポート

業界で最高水準だと認識されている AJA のテクニカルサポートを、すべての AJA ユーザーが受けられます。導入、設定、操作、技術的な課題など、あらゆる場面で AJA にサポートを仰げます。

Io シリーズには 3 年間の国際保証が設けられています。製品保証に関する詳細情報は、製品マニュアルでご確認ください。

関連情報

日々進化する放送技術に対し、AJA は世界中の放送、制作、ポストプロダクション、システムインテグレーターが将来に渡って使用できる技術を提供しています。

AJA 製品を扱っている販売会社は、以下の購入先情報からご確認いただけます。また、AJA-JP では購入前に製品を実際に確認できる、評価用の機材を無料貸出しています。

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