KONA LHi
マルチ フォーマットのアナログおよびデジタル I/O
アナログとデジタル双方の SD および HD ワークフローに対応する、極めて柔軟なカードです。
Adobe 社 Premiere Pro では、バージョン 2024 よりテープベースのワークフローが廃止されております。そのため、キャプチャ機能(テープインジェスト機能)についても削除されております。詳しくは Adobe 社へお問合せください。
参考リンク
製品概要
柔軟なワークフロー
KONA LHi は必要な接続に合わせて、多種多様なフォーマット、フレーム レート、オーディオ/ビデオ ソースを提供します。KONA LHi は、アナログ デバイスと最新の 3G-SDI および HDMI 対応の製品との間のギャップを解消し、手頃な価格の強力で使いやすい製品として、プロフェッショナル品質のビデオ編集、モニタリング、マスタリングを実現します。
多用途な接続性
HDMI 対応カメラから HD-SDI VTR まで、あらゆるデバイスに接続する KONA LHi は、10-bit または 8-bit 非圧縮ビデオ、2 チャンネル AES デジタル オーディオおよび 8 チャンネル SDI エンベデッド デジタル オーディオ、アナログ コンポジットまたは S-video または SD/HD コンポーネント ビデオ I/O、2 チャンネル バランスド アナログ オーディオ I/O など、妥協のない機能を数多く提供しています。
HDMI 統合
KONA LHi は HDMI 1.3a に対応しているため、ビデオ バンディングが取り除かれ、グラデーションや豊富な色彩パレットを保持した壮大な 10-bit ビデオを「ディープ カラー」対応モニターに送り込むことができます。受信する HDMI 信号を KONA LHi の SDI 出力に送信し、よりプロフェッショナルな環境で使用することもできます。
AJA ハードウェア変換
KONA LHi にはフル 10-bit 放送用動き適応型 SD から HD へのアップコンバージョン、HD – HD のクロスコンバージョン、HD から SD へのダウンコンバージョン、および自動 HD/SD 12-bit コンポーネント アナログ出力機能があります。KONA LHi の変換はハードウェア ベースなため、収集中も再生中も常に使用できます。
出力は個別に設定できるため、HD と SD の同時出力が可能です。または 720 や 1080 といった 2 つの異なる種類の HD を、クロスコンバージョンによって同時出力することができます。
RS-422 コントロール
同梱のブレイクアウト ケーブルまたはオプションの KLHi-BOX ブレイクアウト ボックスで 9 ピンの RS-422 接続が利用できるため、KONA LHi は外部デバイスを制御してフレームを正確に収集し、レイオフすることができます。
広範なソフトウェア サポート
AJA ハードウェアは、編集、視覚効果、グラフィックス、その他の多数の専門的ソフトウェアによってサポートされており、同じ AJA デバイスの同一システム上でさまざまなアプリケーションを使用できます。さらに、AJA には特定のソフトウェア パッケージを実行せずに AJA ハードウェアのパワーを活用できる、さまざまな無料アプリケーションが付属しています。これにより、貴重なリソースを必要以上に使うことなく独自のワークフローを作成することができます。
ソフトウェア対応表はこちら
KLHi-Box で接続性を拡張
オプションの KHLi-Box ブレイクアウト ボックスを使用すると、KONA LHi をラック環境に簡単に統合できるため、あらゆるビデオおよびオーディオ接続に素早くアクセスできます。他の接続系統には、BNC デジタル AES/EBU コネクタおよび RCA オーディオ モニタリング ジャックがあります。
技術仕様
ビデオフォーマット
- (2K) 2048 x 1080p 23.98, 24, 25, 29.97, 30
- (2K) 2048 x 1080PsF 23.98, 24
- (HD) 1080i 50, 59.94, 60
- (HD) 1080PsF 23.98, 24
- (HD) 1080p 23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60
- (HD) 720p 50, 59.94, 60
- (SD) 625i 50
- (SD) 525i 59.94
ソフトウェア依存フォーマット
※これらの形式は、特定のソフトウェアの機能に依存し、通常のオーバー ザ ワイヤー形式ではありません。
デジタルビデオ入力
- 3G/SD/HD SDI, SMPTE-259/292/296/424, 8-bit または 10-bit
- Single Link 4:2:2 (BNC x 1)
- HDMI v1.3 30 bits/pixel, RGB または YUV, 2.25 Gbps, SD, HD, 1080p-50/60 (mini-HDMI x 1)
アナログビデオ入力
- コンポジット/S-Video (Y/C) (BNC x 1/BNC x 2 + アダプター)
- NTSC, NTSCJ, PAL
- コンポーネント (BNC x 3)
- HD:YPbPr, RGB
- SD:YPbPr, RGB (コンポーネント モード)
- SMPTE/EBU N10, Betacam 525 line, Betacam 525J, RGB
- 12-bit D/A, 8 倍オーバーサンプリング
- +/- .2 dB ~ 5.0 MHz Y 周波数応答
- +/- .2 dB ~ 1 MHz C 周波数応答
- .5% 2T パルス応答
- <1% 微分位相 (DP)
- <1% 差動利得 (DG)
- <1 ns Y/C delay inequity (ディレイ不均等)
デジタルビデオ出力
- 3G/SD/HD SDI, SMPTE-259/292/296/424
- Single Link 4:2:2 または 4:4:4 (BNC x 1)
- HDMI v1.3 30 bits/pixel, RGB または YUV, 2.25 Gbps, SD, HD, 1080p-50/60 (mini-HDMI x 1)
アナログビデオ出力
- コンポジット/S-Video (Y/C) (1 x BNC/2x BNC+アダプター)
- NTSC, NTSCJ, PAL
- コンポーネント (3 x BNC)
- HD:YPbPr, RGB
- SD:YPbPr, RGB (コンポーネント モード)
- SMPTE/EBU N10, Betacam 525 line, Betacam 525J, RGB
- 12-bit D/A, 8 x オーバーサンプリング
- +/- .2 dB to 5.0 MHz Y 周波数応答
- +/- .2 dB to 1 MHz C 周波数応答
- .5% 2T パルス レスポンス
- <1% 微分位相 (DP)
- <1% 差動利得 (DG)
- <1 ns Y/C delay inequity (ディレイ不均等)
デジタルオーディオ入力
- 8 チャンネル、24-bit SMPTE-259 SDI エンベデッド オーディオ、48kHz サンプルレート、同期
- 8 チャンネル、24-bit HDMI エンベデッド オーディオ、48kHz サンプルレート、同期
- 2 チャンネル、24-bit AES/EBU オーディオ、48kHz サンプル レート、同期または非同期、内部サンプル レート変換 (ブレイクアウトケーブル による XLR x 1 またはオプションの KLHi-Box 使用)
アナログオーディオ入力
- 2 チャンネル、24-bit D/A アナログ オーディオ、48kHz サンプル レート、バランスド (ブレイクアウトケーブルによる XLR x 2 またはオプションの KLHi-Box 使用)
- +24dbu フル スケール デジタル
- +/- 0.2db 20 ~ 20kHz 周波数応答
デジタルオーディオ出力
- 8 チャンネル、24-bit SMPTE-259 SDIエンベデッド オーディオ、48kHz サンプルレート、同期
- 8 チャンネル、24-bit HDMI エンベデッド オーディオ、48kHz サンプルレート、同期
- 2 チャンネル、24-bit AES/EBU オーディオ、48kHz サンプル レート、同期または非同期、内部サンプル レート変換 (ブレイクアウト ケーブル による XLR x 1 またはオプションの KLHi-Box 使用)
アナログオーディオ出力
- 2 チャンネル、24-bit D/A アナログ オーディオ、48kHz サンプル レート、バランスド (ブレイクアウト ケーブルによる XLR x 2またはオプションの KLHi-Box 使用)
- +24dbu フルスケール デジタル (0dbFS)
- +/- 0.2db 20 - 20kHz 周波数応答
- 2 チャンネル アンバランスド出力 (オプションの KLHi-Box による RCA x 2 ジャック使用)
アップコンバージョン
- ハードウェア 10-bit
- アナモフィック:フルスクリーン
- ピラーボックス 4:3:両脇に黒帯を付けて、4:3 画像を画面中央に配置します。
- ズーム 14:9:4:3 画像を少し拡大し両脇に黒帯を付けて 14:9 画像にします。
- ズーム レターボックス:画像を全画面になるまで拡大します。
- ズーム ワイド:拡大と水平方向の引き延ばしを組み合わせて 16:9 画面にします。これにより、アスペクト比が若干変わる場合があります
ダウンコンバージョン
- ハードウェア 10-bit
- アナモフィック:フルスクリーン
- レターボックス:上下の黒帯が画像領域に追加され画像が縮小します。アスペクト比は変わりません。
- クロップ:新しい画面サイズに合わせて、画像が切り取られます
クロスコンバージョン
- ハードウェア 10-bit
- 1080i から 720p
- 720p から 1080i
- 720p から 1080PsF
SD 間のアスペクト比変換
- レターボックス:SD アナモルフィック素材をレターボックス画像に変換します。
- H クロップ:画像に水平引き延ばし効果を適用します。アナモルフィック SD をフルフレームに変換します。
- SD ピラーボックス:両脇に黒枠を付けて画面の中央にアナモルフィック画像を配置した画像を画面中央に生成します。
- V クロップ:SD レターボックス素材をアナモルフィック画像に変換します。
リファレンス入力
- アナログカラーブラック (1V) またはコンポジットシンク (2V または 4V)※3値シンク対応
- ルーピング
- オプションの KLHi-Box で 75Ω ターミネート
マシンコントロール
- RS-422、Sony 9 ピン プロトコル (DB-25 ブレイクアウトケーブルまたはオプションの KLHi-Box を使用)
- 9ピン D コネクタのピン配列 (下表):
1 |
GND |
2 |
RX- |
3 |
TX+ |
4 |
GND |
5 |
No Collection |
6 |
GND |
7 |
RX+ |
8 |
TX- |
9 |
GND |
Shell |
GND |
サイズ (w x d x h)
- 19.05mm x 209.55mm x 127mm (7.5 インチ x 8.25 インチ x 5.0 インチ)
動作環境
- 安全動作温度 : 0℃ 〜 40℃ (32°F 〜104°F)
- 安全保管温度 (電源オフ時) : -40℃ 〜 60℃ (-40°F 〜 140°F)
- 動作相対湿度 : 10% 〜 90% (結露なきこと)
- 動作高度 : 3,000m 未満 (10,000 フィート未満)
付属品
- ブレイクアウトケーブル x 1
- HDMI ケーブル x 1
- 保証書
オプション
- KLHi-Box (KONA LHi 用 1RU ブレイクアウトボックス)
- KLHiBOX-CBL-5M (KLHi-Box 用オプション 5m ケーブルセット)
付属品・オプション
KLHi-Box ブレイクアウトボックス (オプション)