概要
AJA Diskover Media Edition は、簡単に展開可能な新しいデータ管理ソフトウェアソリューションです。所属する全組織内のデータを物理的な距離に縛られずに管理できるように設計されています。高速で最先端の検索機能、費用分析、タグ付け機能、その他の洗練されたツールによって、組織内のすべての人が、データに基づいて決断を行えるようにします。それによりファイルベースの制作を強化し、収益化に繋げます。AJA Diskover Media Edition により、既存のアセットを効率的に収集、整理、要約、公開すれば、ファイルを失わずに済みます。
AJA Diskover Media Edition が提供するツール
- ローカル、リモート、クラウドベースストレージのいずれに保存されている場合でも、簡単に必要なデータの在り処を求められ、ワンクリックで結果を共有可能です。
- さまざまな業界に対応する固有のプラグインで、収益化とワークフロー効率の最大化を実現します。
- クライアントごとに最適なストレージ容量を正確に把握しやすくします。
- 大切なアセットを安全かつ正確に収集、整理、要約、公開します。
主要な機能
- 高度に拡張可能な AJA Diskover Media Edition は、さまざまなプラットフォームのストレージ間をまたいで効率的かつ高速に検索可能です。検索結果は単一のグローバルビューで確認できます。
- Elasticsearch は、他に類を見ない速度と信頼性を誇ります。常にバックエンドでストレージのインデックス処理が並行して行われます。
- AJA Diskover Media Edition は、一般的なフォーマットでグローバルインデックスを作成するため、データの独立性を確保できます。非公開形式のインデックスとは異なり高い可搬性を保持しています。
- そのため長期間アセットを保存する場合に最適です。
- 100% オープンソースのプラットフォームのため、拡張やプラグインの統合が行なえます。
- あらゆるウェブブラウザから容易にアクセス可能です。
- 一般的なファイルタイプすべてに対応しています。
紹介ビデオ
AJA Diskover Media Edition の魅力を映像でご紹介します。
費用分析ツール - 1 バイトも見逃しません
AJA Diskover Media Edition は、映像、メディア、映画業界のデータ管理を支援します。費用分析ツールと個々の企業に合わせたカスタマイズにより、大切なアセットから得られる投資収益率を最大化します。1 ギガバイトあたりの費用を計算する際には、電力、クラウド費用、ストレージの設置スペース、サポート規約、システム管理費、そして AJA Diskover Media Edition の年間サブスクリプション費用などさまざまな要素を考慮すべきでしょう。
AJA Diskover Media Edition は、データやプロジェクトあたりのストレージ費用を決定するのに役立つだけでなく、詳細なレポートによって明細を確認できます。
費用分析ツール
費用分析ツールは、手軽なスナップショットに加え、詳細な情報へのリンクも提供します。どこにストレージ費用が発生しているかをカスタマイズ可能なレポートにより確認できます。このツールは、利用者のストレージ使用費用を正確に計算するのを支援し、データ整理を奨励するために設計されています。
類まれなヒートマップレポートとインデックス比較
AJA Diskover Media Edition は、異なる時点でのインデックス情報が比較できるため、データの変更箇所を簡単に追跡できます。
インターフェイスをビデオで確認
AJA Diskover Media Edition の詳細なインターフェイスをビデオで確認いただけます。
運用費用を削減
- AJA Diskover Media Edition のスマート検索機能を利用した費用分析ツールと定期レポートにより、経営者は、時間、リソース、請求、投資に関し正確なデータに基づいて決断を行えます。
- データの発見性の高さと共有のしやすさで、組織全体の効率が大幅に向上します。
- AJA Diskover Media Edition ツールセットを使用すればデータ管理が可能になり、高価で不要なストレージ容量を追加する必要がなくなります。
- AJA Diskover Media Edition は、ワークフローと収益性を改善します。
スマート検索機能では、定期レポート用のカスタムクエリを柔軟に作成できます。プロジェクト、顧客、年、サイズ、所有者といった各項目毎、あるいは複数の項目を組み合わせて検索条件を作成できるため、必要な情報が確実に発見でき、意思決定に役立ちます。
組織全員の能率を向上
- AJA Diskover Media Edition を使用すれば、誰もが即座に情報が得られる簡単なクエリを用いて正確な結果を得られます。
- わかりやすい表示形式、ファイル検索ツール、定期レポートなどの洗練された機能により、データの詳細な分析、情報に基づいた意思決定、厳密なデータ管理を実現します。
AJA Diskover Media Edition により、保有している全データの関連を把握できます。
生産性を向上する円滑なワークフロー
- ファイルベースのワークフローで組織全体の効率を改善します。
- メタデータに業務に関連する情報を追加できるため、それを利用して検索と分析が行なえます。
- 手動や自動でのタグ設定、スケジュール設定可能なタスクによってワークフローを向上します。
- 各レポートでは、データの詳細な分析や活動記録を確認可能です。
- AJA Diskover Media Edition は、単に「整理」するだけではない収集、整理、要約、公開のためのツールセットを提供します。
ツールとワークフローの概要
AJA Diskover Media Edition は、検索、分析、管理を通じ、組織全体のデータの収集、整理、要約、公開を可能にするために制作されています。上図の実例は、可能な機能のほんの一例です。
タグ付け
データ管理と効率的なワークフローを実現するには、タグ付が欠かせません。
- タグ付けは手動でも行えます。取得日、ブロジェクトワークフローの進捗情報だけでなく、検索を簡易化するためにも利用されます。
- 自動タグ付けとタスクのスケジュール化は、ファイルの日付、プロジェクトのステータスに基づいて行われます。タグによって、データの収集、整理、要約が自動的に行われます。
- いくつも方法でタグを使ったレポートを作成可能です。
オープンソース
AJA Diskover Media Edition はオープンソース技術の Elasticsearch を活用しています。高度に拡張可能な Elasticsearch は技術的に成熟していて検索エンジンのバックエンドとして広く採用されています。この技術の採用により、大量のデータの高速な検索を実現しました。
AJA Diskover Media Edition には、オープンソースゆえの論理的な手法が息づいているだけでなく、強力かつ高機能なその他のオープンソースプラットフォームやプラグインとの統合も可能です。
オープンソースのソフトウェアは、透明性と信頼性のもとに開発されています。オープンソースのソフトウェアを採用する組織は、開発者の起こす革新の恩恵を受けて、より高速かつ協力的になるでしょう。
ユーザー分析レポート
ユーザー分析レポートでは、ユーザーやグループごとのデータ利用状況を把握できます。業務上のコストの管理、ストレージ消費量に対する適切な費用の算出の支援を行いやすい設計がされています。
メディア特有の問題を解決
違法コピーからコンテンツを守る必要がますます高まっているため、施設内ではしばしばネットワークが完全に分断されています。一方のネットワークはインターネットに接続できるようにし、もう一方は制作用のネットワークとしてインターネットを遮断し、同ネットワーク内のアクセス制限をユーザー毎に厳格に管理します。しかし、制作用のワークフロー内でも、顧客サービス、アーティスト、プロデューサー、製作者はしばしば制作ネットワークを検索する必要が生じます。AJA Diskover Media Edition は、実際のコンテンツへのアクセス権とは別に、コンテンツを検索できるように可視化します。
加えて、データとファイルベースのワークフローに関する面倒な日常業務について、AJA Diskover Media Edition は、その出発点としてメディア業界が抱える主要な難題を正確に指し示します。
AJA はお客様と非常に密に連携し、フィードバックいただいた問題を解決し、最も効率的にデジタルデータの管理、収集、整理、要約、公開できるツールの提供を続けていきます。
メディア情報の属性に基づいた検索
検索結果の正確さを後押しするために、AJA Diskover Media Edition は、メディア情報の属性を収集し、簡単に見つけやすくします。この機能は、検索結果から絞り込む際に利用され、的確な結果を発見できるようにします。
ソースファイルにメディア属性が含まれていなかった場合には、その詳細を収集できず検索も行えません。
メディア属性が検索可能な場合には、ファイル検索結果ベインで概要を確認できます。
MediaPulse アセットの作成
ポストプロダクション施設では、しばしば顧客のアセットをアーカイブしますが、発見しづらい、可視化できていない、検索が難しいといった状況に陥っています。このような不透明な状態のアセットは再利用が難しくなっています。何年間もこのようなアセットをアーカイブする必要がある企業では、テープメディアや外付けハードディスクが頻繁に利用されていて、それらは金庫などで保管されています。
アセットはしばしば、予算の都合からこのような「オフライン」のメディアで保管されます。しかし、クラウドストレージやオブジェクトストレージが登場した昨今では、「オンラインメディア」を活用する価値は、経済的にも採用し得る選択しになってきています。ただし、単にそれらのアセットをオンラインメディアに保管しただけでは、状況や施設の要求する管理システムによっては、検索可能になるわけではありません。
AJA Diskover Media Edition に含まれる Xytech MediaPulse アセット作成ツールは、LTO テープや外付けハードディスクから新たにオンラインに再保存されたアセットをインデックスし、見つけやすくするように設計されています。そして、MediaPulse に従った管理システムから利用、発見、検索ができるようにします。
このプラグインは、アセットがオンラインメディアのフォルダ内に特定の命名規則で再保存された際に動作します。この情報は MediaPulse 内に追加され、アセット番号は Diskover インデックス内のファイルにフィールドとして割り当てられます。
様々なユーザー支援
AJA Diskover Media Edition は、様々なユーザー支援を提供します。ユーザーの役割や必要に応じたコンテンツへのアクセス権を設定可能です。
Executives (経営者) : この権限では全体の責任能力を与えられます。リソースの浪費とコストを関連させる必要がある場合に設定します。このツールでは実際の費用を確認できます。費用と関連付けてチームを管理できるようにし、管理効率を改善します。
System Administrators (システム管理者) : システム管理者は、ストレージリソース、保存場所、インフラの使用状況の管理に関わる権限を有します。このツールによって、プラットフォーム全体がどんな状況になのかを視覚的に理解できるようになります。
Operators (操作員) : 多くのプロダクションでは、内部と外部からなるいくつかのチームによって編成されています。これらのチームに、ストレージの要求がどこにあるのか理解できるようにし、積極的にその決定に対する費用を理解できるようにするため、経営的な目標を達成可能になります。
Creative teams (制作チーム) : 制作チームは、制作途中や完成したコンテンツやをどこに保存しておいたら良いのか知る必要があります。Diskover は、ネットワーク上のどのパスに保存するべきか正確に理解できるようにします。ネットワークは、ローカル、クラウドベースのどちらでも利用可能です。
サポートと保証
AJA Diskover Media Edition には、1 年間の製品保証が設けられています。1 年毎のサブスクリプションで更新可能です。製品保証に関する詳細情報は、製品マニュアルでご確認ください。