米国報道発表抄訳ー2014年4月9日
ネバダ州ラスベガス、NABカンファレンス、ブース#SL2505(2014年4月7日) - AJA Video Systems社は、数々の受賞歴を誇るプロフェッショナルなデスクトップ用ビデオおよびオーディオI/Oカードの新製品として「KONA 4」を発表しました。KONA 4はSDからHD、2Kおよび4Kの全てにおいて鮮明な画像を得るために10bit 4:2:2および4:4:4のカラースペースで、画像を処理する比類のない性能を提供します。KONA 4は、60pまでのハイフレームレート (HFR) 4K/UltraHDと、HFR UltraHD HDMI出力をサポートします。
KONA 4は、4K 50/60pまでのフレームレートに対応することにより、HDや2Kに限らず将来的なアーキテクチャを提供しています。従来通りの10bit スケーリングとハードウェアダウンストリームキーヤーにより、決められたフォーマットの範囲におけるワークフローを単純化します。KONA 4は入力と出力を兼ねた双方向の3G-SDIを備えます。HDMI 2.0bモニタリングアウトはハイフレームレートのUltraHDでのモニタリングを可能にします。さらにKONA 4はLTC I/O、ゲンロック入力、RS-422コントロール、設定変更が可能な3×BNC HD/SDアナログビデオ出力、8チャンネルのAESオーディオI/Oといった、事実上あらゆるワークフローに対応することができる柔軟性のある入出力を備えます。
AJA Video Systems社、社長 Nick Rashby氏は次のように述べています。
「KONA 4は、デスクトップで60pまでの4Kハイフレームレートを実現することで費用対効果における大きな進歩を示しています。KONA 4はリリース時において既にAutodesk、Cisco、Codex、Colorfrontのハイエンド製品に採用されています。それは性能と信頼性における大きな証明となります。KONA 4は幅広い範囲をサポートし最先端の機能を提供します。」
KONA 4の主な機能:
- 4KとUltraHDにおける60pまでのフレームレートでの入力と出力をサポート
- 10bit リアルタイム アップ、ダウン、クロスコンバージョン
- 10bit 4K/Ultra HD, 2K/Dual-link/HD/SD入出力
- HDMI 2.0bによるUltraHD 50/60p出力
- 8ch. AES/EBU、HDMI 8chエンベデッド、SDI 16ch. エンベデッドデジタルオーディオI/Oサポート
- 4:2:2, 4:4:4ワークフローサポート
- LinuxとWindowsをサポートするためのAJA SDK
- 外部との接続性を拡張するK3G-BOX(ブレイクアウトボックス)オプション
サードパーティサポート:
長年のAJAの技術パートナーとして、 Autodesk社は新たに発表したハイエンドのVFX制作のためのフィニッシングとリアルタイムカラーコレクションのツールセット、Flame Premium 2015にKONA 4を統合します。新しいFlame Premium 2015は、4KとUltraHDのワークフローにおいてAJA KONA 4ハードウェアを使用して50/60pの4K/UltraHD素材のリアルタイムでのモニタリングと再生をサポートしています。Autodesk社の製品開発と管理の責任者、Steve McNeil氏は次のように述べています。
「Flame Premium 2015はテレビコマーシャルや様々なテレビ番組、映画においてフィニッシング、カラーグレーディングなどのプロフェッショナルなビジュアルエフェクトを制作するための総合的なソリューションとなっています。当社の顧客は、リアルタイムで直感的な性能と高品質なモニタリングを求めています。我々は4KとUltraHDのベースバンド出力をサポートするためにAJA KONA 4カードを採用しました。AJAはFlameをお使いになる私たちのお客様が求める信頼性とパフォーマンスを常に提供してきました。」
Ciscoは NAB2014ブース#N9332でライブエンコード技術のデモにおいてKONA 4を使用しています。
Cisco社のサービスプロバイダービデオテクノロジーグループ製品管理ディレクター Ken Davidson氏は次のように述べています。
「放送において大きなニーズがあるのは高品質化です。私たちはNABにおいて信頼性の高いライブエンコーディングソリューションのデモを行うために、いくつかの企業と協力しています。AJAの技術は信頼性が高く、新しいKONA 4を使用してUltraHDのSDIソースからHEVCのライブエンコーディングを行うことで、私たちのソリューションは最高の画像品質を提供することが可能になりました。」
Codexはオンセットまたはニアセットでの次世代メディア保存管理環境VaultでKONA 4をサポートします。Vaultは、オンセットバックアップのために、カメラのオリジナルメディアを非常に高速に転送します。LTOテープへのアーカイブおよび自動化された制作管理、画像およびメタデータの品質管理、そして強力なルックの管理を行います。デイリーズの作成をGPU処理し全メディアのレビューを行うことが可能です。VaultはKONA 4により60fpsまでの4KやHD/2Kの再生環境を提供します。
Codex社のマーケット開発バイスプレジデント Sarah Priestnall氏は次のように述べています。
「多くの制作においてVaultは、オンセットファイルベースワークフローの中心にあります。Vaultに技術的な障害やダウンタイムは許されません。私たちはVaultの以前のバージョンで他のAJA開発者向け製品を使用して成功を収めていました。そしてKONA 4と組み合わせることにより4Kハイフレームレートのオンセットでのモニタリングが実現したことに満足しています。」
Colorfront社が開発したOn-Set Dailiesデジタル処理システムはデイリーズ作業のための再生やシンク、品質管理、カラーグレーディング、オーディオやメタデータ管理、色の解析や画像解析などで実績のあるツールで、制作環境に統合されています。Colorfrontは、より強力なハイフレームレートの4Kワークフローを可能にするためにOn-Set DailiesシステムにKONA 4を採用しました。
Colorfront社のマネージングディレクター Aron Jaszberenyi氏は次のように述べています。
「私たちのOn-Set Dailiesシステムはフィルム完成の締め切りに非常に厳しいTechnicolor、Deluxe、EFilm、Company3といったハリウッド最高峰のポストプロダクションスタジオで使用されています。AJA KONA 4により、On-Set Dailies 顧客のワークフローにハイフレームレートの4Kサポートをもたらし、より柔軟性を持たせることが可能になります。」
発売時期:
KONA 4は、AJA販売代理店の世界的なネットワークを通じてサードパーティの開発者に提供されています。その他、AJA製品の詳細については www.aja.com をご覧ください。
【AJA Video Systems社について】
1993年の創業以来、AJA Video Systems社はプロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質でコスト効率の高いデジタルビデオ製品を供給する、ビデオインターフェイスや変換ソリューションの大手メーカーです。 AJA製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステムインテグレーターを通じて広範囲な販売チャネルに販売されています。詳細については、当社のウェブサイトをご覧ください。
ウェブサイト:www.aja.com
ウェブサイト[日本語]:www.aja-jp.com
■本リリースに関する問合せ先
株式会社 アスク
代表者名 代表取締役 武藤 和彦
製品担当 三沢宙
メールアドレス dcc@ask-corp.jp
電話:03-5215-5676 / FAX:03-6672-6858
住所 千代田区九段南4-8-21 山脇ビル11F
1RU HD / SDフレームシンクロナイザー
2系統のビデオ入力サポート (コンバート1系統、パススルー1系統)
フレームレート・コンバータ(FRC)オプションは、事実上制約のないフレームレート変換が可能
10bit アップ/ダウン/クロスコンバーション、同時出力
MADI、AES、エンベデッドおよびアナログオーディオサポート
コンポーネントとコンポジットアナログHD / SDビデオ入出力サポート
任意のプラットフォーム上からのWebブラウザを経由したLANコントロールをサポート
すべての出力は常時アクティブ
CEA-608, CEA-708間のアップ/ダウン/クロス クローズドキャプション相互変換
AFDサポート
5年間保証