Io IP(生産終了品)
Thunderbolt™ 3 に対応した IP 経由の業務用ビデオ & オーディオ I/O
Io IP は業務用の HD ビデオとオーディオに対応するポータブルタイプの Thunderbolt 3 インジェストとプレイバックデバイスです。10 GigE 経由で、主要なクリエイティブソフトウェアアプリケーションに HD ビデオとオーディオを IP 伝送します。
Io IP はすべての Io シリーズに共通する、持ち運べることによる長所はそのままに、2 系統の Thunderbolt 3 ポートを追加することで柔軟性も獲得しました。AJA の Control Room、Control Panel ソフトウェア、SDK ツールと一緒に使用することで、Adobe Premiere® Pro、Apple FCP X、Avid Media Composer® といった制作アプリケーションや FilmLight 製品などに対応します。柔軟性のあるプラットフォームとして設計されており、SMPTE 2022-6 と 2022-7 の非圧縮 IP ビデオに対応しています。SMPTE 2110 にも近日中に対応予定であり、Io IP の柔軟性により常に新しい状態で IP への移行を進めることができます。
製品概要
AJA の Thunderbolt 3 ソリューション
AJA の Thunderbolt 3 ソリューションは、ワークフローをより強力で高速かつシンプルにします。
AJA の I/O デバイス Io 4K Plus と Io IP は、なぜ容易く 4K/UltraHD、ハイフレームレート、広色域なコンテンツをたった 1 本のケーブルでコンピュータに入出力できるのか、どのように HDMI2.0 経由で HDR に対応しているのかをご紹介いたします。
円滑に移行
放送 IP へ Io IP で円滑に移行
Io IP は、評価の高いポータブル I/O 製品の最新機種です。ラップトップやデスクトップから USB-C ポートに接続し、Thunderbolt 3 で通信します。
Io IP は馴染み深い Io シリーズと似た使い心地に設計されていて、今までの HD/SD ワークフローを活かしたまま IP ストリームに円滑に移行可能です。
Io IP は冗長信号が利用可能な SMPTE 2022-6/7 非圧縮 IP ビデオ規格に対応しています。そして、近日中に SMPTE 2110 にも対応予定です。
一般的な互換性 : USB-C 経由の Thunderbolt™ 3
Io IP には 、Thunderbolt 本来の柔軟性を実現するために Thunderbolt 3 端子が 2 ポート搭載されています。
Thunderbolt 3 の速度は、以前の Thunderbolt 2 規格の 2 倍を誇り、スループットは最大 40 Gps に達します。一般的な USB-C 接続規格のケーブル 1 本で、最新の Mac や Windows のワークステーションやラップトップと簡潔に接続できます。Io IP で提供されるビデオとオーディオの I/O として最適です。
Thunderbolt™ 3 の機能
- USB-C 上で Thunderbolt™、USB、DisplayPort、電源の供給に対応
- USB-C 端子とケーブル (小型、リバーシブル)
- 40 Gb/s : Thunderbolt™ 3 (Thunderbolt™ 2 の 2 倍の速度)
- 双方向、デュアルプロトコル (PCI Express と DisplayPort)
- PCI Express Gen 3 x 4 レーン
- DisplayPort 1.2 – 2 台の 4K ディスプレイ (4096 x 2160 30bpp @ 60 Hz) に対応
- PCI Express オーディオのための最少遅延
- USB 3.1 (10 Gb/s) – 従来の USB デバイスやケーブルと互換
- DisplayPort 1.2 – 従来の DisplayPort ディスプレイ、デバイス、ケーブルと互換
- 最大 6 台のデバイスをデイジーチェーン接続
Thunderbolt™ ソリューションについて、詳しくは下記をご参照ください。
スループット
Io IP には 10 GigE SFP ケージが 2 ポート搭載されていて、マルチチャンネル入出力に対応しています。そのため、受信、送信あるいはその両方が効果的に行えます。現在、慣れ親しまれている高品質な非圧縮 4:4:4 または 4:2:2 の HD/SD ビデオや最大 16 チャンネルのエンベデッドオーディオに対応しているため、さまざまなプロジェクトのニーズと組み合わせたり改善したりできるようになっています。
柔軟性のあるモニタリング
IP 化により距離は大きな問題ではなくなります。10 GigE IP インフラさえあれば、世界中のどこからでも、編集、プレイバック、配信が行えるようになります。リモートでのインジェスト、編集、またはプレイアウトが日常になるのです。
Io IP は最大フレームレート 60p、最大エンベデッドオーディオチャンネル数 8 チャンネルに対応する HDMI 2.0 で出力可能なため、コストパフォーマンスの高い HDMI ディスプレイでローカル環境でもモニタリングを行えます。同時に最大 16 チャンネルのエンベデッドオーディオに対応した 3G-SDI モニタリングも行えます。
さらに Io IP は 4 チャンネルのアナログオーディオモニタリングにも対応しています。
互換性
Io IP を導入して IP パイプラインへ移行しても、AJA の業界最良のプラグインと AJA のソフトウェアツール AJA Control Room と AJA Control Panel を経由することで、主要なノンリニア編集アプリケーション、コンポジットアプリケーション、ストリーミングアプリケーションとの互換性は保たれます。
Io IP はまた、ダウンストリームキーヤーに対応していて、ビデオ、マット、フレームバッファにアルファチャンネル付きのグラフィックを重ねられます。また、入力されたビデオやマットをフレームバッファし、ライブでの IP 配信需要に応えます。
HDR
HDR (ハイダイナミックレンジ) は標準的な信号に比べ、広色域で豊かな色彩、より明るい白色、そしてより深く暗い黒色を扱えます。これにより、イメージはより「生き生きとした」見た目になり、自然で真実味のある色を視聴者に届けることができるようになります。
Desktop v14.1 から Io IP はさまざまな HD HDR パイプラインに対応し、HLG や HDMI 2.0a/CTA-861.3 と HD に準拠する HDR インフォフレームメタデータ付きの HDR 10 に対応する HDMI 互換ディスプレイを利用できます。
HDR ソリューションについて、詳しくは下記をご参照ください。
恒久的な問題から、一斉に前進
Io IP は SMPTE 2022-6/7 に対応しています。Io IP の拡張可能な設計は、規格が拡張されても適応可能です。その他の Io デバイスと同様、Io IP のファームウェアをアップデートすることで、安全に先に進むことができます。
将来リリースされるファームウェアで、Io IP は SMPTE 2110 にも準拠する予定です。SMPTE 2110 では、複数ストリーム、製品間やワークフロー間に必要不可欠な相互互換性が円滑になります。放送局などの企業は、オーディオ、ビデオやアンシラリーデータ要素の同期が可能となり、 SDI へのエンベッド化、SDI からのディエンベデッド化を必要とせず、また、遅延も減少させます。
SFP Modules
推奨 SFP+ モジュール
- Finisar FTLX1471D3BCL (シングルモード向け 1310nm)
- Arista Networks SFP-10G-SR、10GBASE-SR 互換
- Generic 850nm 300m DOM トランシーバー (マルチモード向け 850nm)