Io XT (生産終了品)
Thunderbolt のパワーを利用
Thunderbolt™ 搭載の Mac または PC を、HD/SD 4:2:2 や 4:4:4 ワークフローに対応したプロ仕様の編集ステーションへと変身させます。
製品概要
AJA の Thunderbolt ソリューション
AJA の Thunderbolt ソリューションは、ワークフローをより強力で高速かつシンプルにします。
コンパクトで妥協のない編集システム
Apple の最新世代コンピューターには、強力な Thunderbolt™ インターフェースが搭載されているため、脅威の 10 Gbps 帯域が利用できます。この新しいインターフェースを活用したポータブルな Io XT は、ポストプロダクションや撮影現場のアプリケーションで、超高速なビデオ取り込みや再生が行える理想的な製品です。
コンパクトでポータブル、その上パワフルな Io XT は、3G/Dual Link/HD/SD-SDI、コンポーネント アナログ、HDMI 接続などの高度な機能を搭載しています。また、Thunderbolt™ 対応の Mac や PC でデスクトップレベルの機能を実現するだけでなく、非圧縮 フルHD および SD 4:2:2/4:4:4 対応ビデオやオーディオへの接続機能も備えています。
Thunderbolt™「デイジーチェーン構成」
Io XT は、1 本の Thunderbolt™ ケーブルで Mac または PC に接続できます。もう 1 つの Thunderbolt™ コネクタは、ストレージやモニターなどの他デバイスをデイジーチェーン接続するのに使用できるため、撮影現場でも編集作業でも大活躍します。
Thunderbolt™ チェーンを途中で切断すると、それ以降のすべてのデバイスが切断されます。このため、ドライブ配列が頻繁に移動されるような状況では、ドライブをチェーンの最後に接続し、モニターが取り外されることが多い状況では、モニターを最後に接続します。Io XT のデュアル Thunderbolt™ ポートを利用すれば、どのような構成が必要になっても、中断することなくシステムを運用し続けられます。
RS-422 コントロール
Io XT の RS-422 接続により、お好みのソフトウェア アプリケーションから直接、外部デッキまたはその他の収録装置を制御できます。このため、別のデバイス コントロール アダプターを必要とすることなく、テープからクリップを直接取り込み、すべてのフレームを正確に配列できます。
プロ仕様の接続性
Io XT は、どのような機器にも対応できる能力を備えています。3G/HD/SD- SDI、HDMI I/O、HD/SD アナログ ビデオ出力、リファレンス入力、LTC 入力、デジタル/アナログ オーディオに完全対応しているため、Io XT は、プロ仕様の編集システムに新たな可能性をもたらします。もはやデスクサイドのタワーシステムに縛り付けられる必要はありません。
Io XT と iMac/Mac mini/HP zBook などの小型システムを組み合わせることにより、大規模なシステム並みの機能と接続性を実現できるだけでなく、必要に応じて簡単に移動させることも可能になります。
統合された AJA ハードウェア変換
Io XT は AJA の高品質なアップ/ダウン/クロス コンバージョン ハードウェアを使用しており、これは当社のフラグシップである FS2 コンバーターと同じものです。コンバージョンは、取り込み時と出力時のいずれでも行うことができます。取り込み時には、異なる素材のメディアを共通の解像度に変換して取り込むことができるため、編集段階で個々のショットのスケール合わせを行う必要がありません。同様に、Io XT では異なるモニタリングやレイオフ構成に適合するように変換して出力できるため、編集のタイムラインを変更する必要がありません。
また、Io XT 独自の機能として、今日のマルチフォーマット HD ポスト環境では特に重要な 720p 23.98 から 1080PsF 23.98 へのクロスコンバージョン機能も搭載しています。
切り替え可能なリファレンスと LTC 入出力
多くの場合、編集システムは他のデバイスと同期し、ロックする必要があります。Io XT はリファレンス 信号に対応しており、必要なデバイスに最高品質のキャプチャと出力を提供します。このリファレンス信号は、別のデバイスに転送することができます。
また、タイムコードをエンベデッド信号から読み取るか、外部入力から読み取るかを選択できるため、キャプチャ済みのクリップに正しいタイムコードを確実に関連付けることができます。
強力なソフトウェア
今日のワークフローに対応するように設計された Io XT は、最も一般的な NLE プログラム、最新のコーデック、ビデオ形式、ステレオスコピック 3D ワークフローなどとの完全な互換性を備えています。また、Io XT には業界トップの AJA 製 OS X ドライバーと、Apple、Avid、Adobe、Autodesk などのソフトウェアと統合したワークフローに対応するアプリケーション プラグインも搭載されています。
ソフトウェア対応表はこちら
ラックマウントキット
AJA Io XT と Io Express 用のラックマウント キット (部品番号 IOX-RM) は、制作スタジオ、モバイル トラック、ビデオ サポート用に、1 台もしくは 2 台の Io XT または Io Express 製品を横並びで効率的に取り付けられるカスタムオプションです。
技術仕様
ビデオフォーマット
- (2K) 1080p 23.98, 24, 25
- (2K) 1080PsF 23.98, 24, 25
- (HD) 1080i 25, 29.97, 30
- (HD) 1080PsF 23.98, 24, 25, 29.97, 30
- (HD) 1080p 23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60
- (HD) 720p 23.98*, 24*, 25*, 29.97*, 30*, 50, 59.94, 60
- (SD) 625i 25
- (SD) 525i 23.98*, 29.97
*フォーマットはソフトウェアに依存し、通常の映像伝送の規格でサポートされる形式ではありません。
デジタルビデオ入力
- 3G-SDI、SMPTE-259/292/296/424、10-bit
- Dual Link HD 4:4:4 (BNC x 2)
- Single Link 4:2:2 または 4:4:4 (3G BNC x 1)
- HDMI v1.3
- 1D LUT サポート (Mac および PC)
デジタルビデオ出力
- 3G-SDI、SMPTE-259/292/296/424
- Dual Link HD 4:4:4 (BNC x 2)
- Single Link 4:2:2 または 4:4:4 (BNC x 1)
- HDMI v1.4、30/36-bit/ピクセル、RGB または YUV、2.25Gbps
アナログビデオ出力
- コンポジット/S-Video (Y/C) (BNC x 1 / BNC x 2 + アダプター)
- NTSC, NTSCJ, PAL
- コンポーネント (BNC x 3)
- HD:YPbPr、RGB
- SD:YPbPr、RGB (コンポーネント モード)
- SMPTE/EBU N10、Betacam 525 ライン、Betacam 525J、RGB
- 12-bit D/A、8x オーバーサンプリング
- +/- 0.2 dB ~ 5.0 MHz Y 周波数応答
- +/- 0.2 dB ~ 1 MHz C 周波数応答
- 0.5% 2T パルス応答
- <1% Diff Gain
- <1 ns Y/C delay inequity
デジタルオーディオ入力
- 16ch、24-bit SMPTE-259 SDI エンベデッドオーディオ、48kHz サンプルレート、同期
- 8ch、24-bit HDMI エンベデッドオーディオ、48kHz サンプルレート、同期
デジタルオーディオ出力
- 16ch、24-bit SMPTE-259 SDI エンベデッドオーディオ、48kHz サンプルレート、同期
- 8ch、24-bit HDMI エンベデッドオーディオ、48kHz サンプルレート、同期
アナログオーディオ出力
- 8 チャンネル、24-bit D/A アナログ オーディオ、48kHz サンプル レート、バランスド、DB-25 ブレイクアウト ケーブルに業界標準の XLR コネクタ x 8 を使用 (ブレイクアウト ケーブルは別売り)
- 24dbu フルスケールデジタル(0dBFS)
- +/- 0.2db 20 ~ 20kHzの周波数応答
ダウンストリームキーヤー
- アルファチャンネルの付いたグラフィックスをビデオに載せ、マットやフレームバッファ、またはフレームバッファの内容をビデオまたはマットとして使用可能
アップコンバージョン
- ハードウェア 10-bit
- アナモフィック:フルスクリーン
- ピラーボックス 4:3:両脇に黒帯を付けて、4:3 画像を画面中央に配置します。
- ズーム 14:9:4:3 画像を少し拡大し両脇に黒帯を付けて 14:9 画像にします。
- ズーム レターボックス:画像を全画面になるまで拡大します。
- ズーム ワイド:拡大と水平方向の引き延ばしを組み合わせて 16:9 画面にします。これにより、アスペクト比が若干変わる場合があります。
ダウンコンバージョン
- ハードウェア 10-bit
- アナモフィック:フルスクリーン
- レターボックス:上下の黒帯が画像領域に追加され画像が縮小します。アスペクト比は変わりません。
- クロップ:新しい画面サイズに合わせて、画像が切り取られます。
クロスコンバージョン
- ハードウェア 10-bit
- 1080i → 720p
- 720p → 1080i
- 720p → 1080PsF
SD 間のアスペクト比変換
- レターボックス:SD アナモルフィック素材をレターボックス画像に変換します。
- H クロップ:画像に水平引き延ばし効果を適用します。アナモフィック SD をフルフレームに変換します。
- SD ピラーボックス:両脇に黒枠を付けて画面の中央にアナモルフィック画像を配置した画像を画面中央に生成します。
- V クロップ:SD レターボックス素材をアナモルフィック画像に変換します。
リファレンスまたは LTC 入出力
- リファレンスビデオまたは LTC 入力のどちらかに割り当てが可能な BNC x 1
リファレンス
- アナログカラーブラック (1V) またはコンポジットシンク (2V または 4V) ※3値シンク対応
- ターミネートなし
マシンコントロール
- RS-422、Sony 9 ピン プロトコル
- 9 ピン D コネクタのピン配列 (下表):
1 |
GND |
2 |
RX- |
3 |
TX+ |
4 |
GND |
5 |
No Collection |
6 |
GND |
7 |
RX+ |
8 |
TX- |
9 |
GND |
Shell |
GND |
動作環境
- 安全動作温度 : 0℃ 〜 40℃ (32°F 〜104°F)
- 安全保管温度 (電源オフ時) : -40℃ 〜 60℃ (-40°F 〜 140°F)
- 動作相対湿度 : 10% 〜 90% (結露なきこと)
- 動作高度 : 3,000m 未満 (10,000 フィート未満)
付属品
- 電源アダプタ x 1
- 電源ケーブル x 1
- 保証書
オプション
- IOX-RM (IoXT / Io Express 用 19 インチラックマウントキット)
- ATAS-1.5M (FS1 / FS2 / Io XT 用オプション D25M/XLR3M 変換アナログケーブル)
- ATAS-1.5F (FS1 / FS2 / Io XT 用オプション D25M/XLR3F 変換アナログケーブル)