OG-Hi5-12G
4K/UltraHD 12G-SDI → HDMI 2.0 コンバーターシリーズ
概要
OG-Hi5-12G は、12G-SDI から HDMI 2.0 への変換を行います。正確で忠実なイメージ、最大 4K/UltraHD 60p のハイフレームレートをopenGear フォームファクターで実現します。OG-Hi5-12G は、HDMI 2.0 入力に対応し、複数の 4K 12G-SDI デバイス間の監視環境を簡単に構築できます。OG-Hi5-12G は、HDMI v2.0 や CTA-861-G に一致する HDR メタデータの生成にも対応しています。
12G-SDI シングルリンク入力とリクロックド SDI ループ出力を備え、SDI のモニタリングや他の SDI デバイスへ接続に試用できます。
OG-Hi5-12G には、光ファイバー SFP が組み込まれたモデルもラインアップされています。OG-Hi5-12G-R レシーバーは、光ファイバーで接続したソースから 4K 信号を長距離伝送できます。OG-Hi5-12G-TR トランシーバーは、1 系統の 4K/UltraHD SDI または光ファイバーのソース信号を 1 箇所の HDMI 接続先に伝送しながら、もう 1 箇所の接続先に SDI または光ファイバーでパススルーが行えます。OG-Hi5-12G-R と OG-Hi5-12G-TR には、SDI およびオプションの光ファイバー入力に対応したビデオソース自動切り替え機能が搭載されています。Switch Over Priority (優先順位切り替え) メニューで選択された項目に従って入力を自動的に切り替えます。Last Valid input (直前に使用していた入力)、Priority SDI (SDI 優先)、Priority Optical (光ファイバー優先) の内から選択可能です。
概要
主な機能
- 最大 4K 60p で 12G-SDI を HDMI 2.0 に変換
- 4:4:4/4:2:2/4:2:0 HDMI 2.0 出力に対応
- 12-bit ワークフローに対応
- HDR 信号のメタデータのパススルーと上書きに対応
- 8 チャンネル 24-bit のエンベッドオーディオに対応
- AC-3 (Dolby Digital) と E-AC-3 (Dolby Digital Plus) 圧縮オーディオのエンベッドオーディオをパススルー、DD+ Atmos (DD+ JOC) にも対応
- 12G-SDI ループ出力
- ファイバー SFP モデルを選択可能
- Ross DashBoard ソフトウェア経由で監視と制御
- カード毎に最大 13W 消費
- 5 年間保証
OG-Hi5-12G-R
LC ファイバーレシーバー付き 12G-SDI → HDMI 2.0 コンバーター
- 忠実な画像と最大 60p の高フレームレートの 4K/UltraHD に対応、12G-SDI を HDMI 2.0 に変換しケーブル 1 本で伝送
- 12-bit ワークフローに対応
- HDMI v2.0b/CTA-861-G に一致する HDR10 メタデータの生成、HLG 対応のHDMI
- 同軸ケーブルまたは LC ファイバーの 12G-SDI を使用して、業務用の 4K デバイスのモニタリング接続を実現
- 12G-SDI シングルリンク入力、リクロックされた SDI ループアウトによりモニタリングや SDI パイプラインへの接続が可能
- 4K 信号の長距離伝送用 LC ファイバーシングルチャンネル SFP レシーバー同梱
- Ross DashBoard ソフトウェアを介した監視と制御
- 5 年間保証
OG-Hi5-12G-R-ST
ST ファイバーレシーバー付き 12G-SDI → HDMI 2.0 コンバーター
- 忠実な画像と最大 60p の高フレームレートの 4K/UltraHD に対応、12G-SDI を HDMI 2.0 に変換しケーブル 1 本で伝送
- 12-bit ワークフローに対応
- HDMI v2.0b/CTA-861-G に一致する HDR10 メタデータの生成、HLG 対応のHDMI
- 同軸ケーブルまたは LC ファイバーの 12G-SDI を使用して、業務用の 4K デバイスのモニタリング接続を実現
- 12G-SDI シングルリンク入力、リクロックされた SDI ループアウトによりモニタリングや SDI パイプラインへの接続が可能
- 4K 信号の長距離伝送用 ST ファイバーシングルチャンネル SFP レシーバー同梱
- Ross DashBoard ソフトウェアを介した監視と制御
- 5 年間保証
OG-Hi5-12G-TR
LC ファイバートランシーバー付き 12G-SDI → HDMI 2.0 コンバーター
- 忠実な画像と最大 60p の高フレームレートの 4K/UltraHD に対応、12G-SDI を HDMI 2.0 に変換しケーブル 1 本で伝送
- 12-bit ワークフローに対応
- HDMI v2.0b/CTA-861-G に一致する HDR10 メタデータの生成、HLG 対応のHDMI
- 12G-SDI 出力とディスプレイを使用して、業務用の 4K デバイスのモニタリング接続を実現
- 12G-SDI シングルリンク入力とリクロック SDI ループ出力、ファイバー LC シングルチャンネル SFP トランシーバーを搭載し、SDI またはファイバーの 4K/UltraHD ソース信号を HDMI 接続先に送信
- 4K 信号の長距離伝送用 LC ファイバーシングルチャンネル SFP トランシーバー同梱
- Ross DashBoard ソフトウェアを介した監視と制御
- 5 年間保証
HDR
HDR (ハイダイナミックレンジ) は標準的な信号に比べ、広色域で豊かな色彩、より明るい白色、そしてより深く暗い黒色を扱えます。これにより、イメージはより「生き生きとした」見た目になり、自然で真実味のある色を視聴者に届けられるようになります。
OG-Hi5-12G シリーズは HDMI v2.0b/CTA-861-G に準拠した HDR メタデータを生成し、互換性のある HDMI ディスプレイに 4K/UltraHD/HD の HDR 信号を伝送します。OG-Hi5-12G はハイブリッドログガンマ (HLG) 方式の HDMI 接続の HDR ディスプレイにも対応します。
4K と UltraHD
一般的に、4K 信号とは 4096 × 2160 ピクセルの解像度を指します。一方、UltraHD 信号は 3840 × 2160 ピクセルの解像度です。この違いのために、いくつかのモニターは、フル 4K ワークフローまたは UltraHD ワークフローのどちらかでしか使用できません。OG-Hi5-12G は解像度の差を埋め、UltraHD モニターを 4K 制作環境で使用できるようにしたり、4K モニターを UltraHD 制作環境で使用できるようにしたりします。
OG-Hi5-12G は HFR (ハイフレームレート) 入力にも対応しています。50fps または 60fps の 4K/UltraHD 信号を OG-Hi5-12G に入力でき、互換性のある HDMI 2.0 接続ディスプレイで最大 60p の出力を確認できます。
12G-SDI 対応
OG-Hi5-12G の 12G-SDI 入力では、非常に高品質な信号を扱えます。画像品質が重要視される高解像度やディープカラーのワークフローで使用可能です。
オーディオの統合
最大 16 チャンネルのエンベデッド SDI オーディオ入力に対応しており、8 チャンネルのエンベデッド HDMI オーディオで出力できます。また、ビデオ出力と適切に同期させるために、オーディオは 0〜7 フレーム遅延させられます。
openGear の互換性
openGear 仕様に準拠している AJA のカードは、他社の openGear 対応製品と互換性があります。対応製品は増えており、openGear は将来性のあるラックフレーム製品です。
柔軟な I/O
リアパネルはモジュラー形式になっていて、カード毎に用途に合わせた I/O 端子に個別の変更が可能です。
安全機構
冗長電源オプションを使用すれば、片方の電源が切れてしまっても、残りの電源から電力が供給されます。
Ethernet アクセス
標準的な Ethernet 接続で Dashboard アプリケーションからフレームにアクセスし、フレーム全体を制御可能です。カード毎の Ethernet アクセスオプションをフレームに導入すれば、互換性のある openGear カードの詳細な設定が行えます。
AJA Mini-Matrix
AJA のラックフレームとラックフレームカードの全ラインアップを Mini-Matrix で確認できます。増え続ける AJA 製品ラインの中から、あらゆる状況や利用環境にとって最適な製品を見つけ出せます。
アプリ内の各製品情報画面には、AJA ウェブサイト (英語) の製品ページに直接アクセスできるリンクがあり、製品の詳細情報を確認できます。
業界最高水準のサポート
業界で最高水準だと認識されている AJA のテクニカルサポートを、すべての AJA ユーザーが受けられます。導入、設定、操作、技術的な課題など、あらゆる場面で AJA にサポートを仰げます。
openGear シリーズは、5 年間の製品保証が設けられています。製品保証に関する詳細情報は、製品マニュアルでご確認ください。