RovoControl
RovoCam 制御用ソフトウェア
RovoControl は Mac と Windows 向けの無料ソフトウェアです。1 台もしくは複数台の RovoCam を制御するためのシンプルなアプリケーションとして設計されていて、ズーム、アイリス、フォーカスといったカメラの主要な機能を簡単にコントロールすることが可能です。HD 出力時には、UltraHD フレーム内で 1080p のボックスを移動させる RovoControl 独自の ePTZ 機能を使用することでもパン、チルト、ズームを行えます。
RovoControl の機能
RovoControl v3.0 ソフトウェアの機能:
- RovoControl の操作を USB インターフェイスにマッピングし、ゲームスタイルのコントローラーや USB ジョイスティックタイプの USB コントローラーに対応
- より簡単にカメラを制御するために 、GUI へ露出制御機能を追加
- カメラと ePTZ プリセットコントロール向けにプリセットコマンドとコントロールを改善
- セットアップと設定の共有するために、設定のインポートとエクスポート機能を追加
- 高解像度モニタ向けに、GUI へ高 DPI UI モードを追加
- スポット AE とスポットフォーカスの制御の精度を高める照準線セレクターを追加
- ズームの操作性を向上
- RovoControl UI 内で基本設定の概要を素早く参照できる新しいサマリーラインを追加
ePTZ : 電子式パン、チルト、ズーム
RovoCam を UltraHD モードで使用する場合、RovoControl 独自の ePTZ 機能を利用可能です。UltraHD ラスターから1080p HD ROI (Region of Interest : 関心領域) フレームを切り出し、パン、チルト、ズームが行え 1080p 50 もしくは 1080p 59.94 の映像を出力できます。
必要に応じて手ぶれ補正オプションをオンにすることで、スムーズなイメージの出力を行えます。ライブ環境やデジタルズームオプションをオンにしている時に有効です。
RovoCam が 1 台の場合のワークフロー
RovoCam を 1 台使用する場合には、コントロールと設定を行うための経路をシンプルにできます。1 本のカテゴリー 5e/6 のケーブル経由で、RovoCam と RovoRx-HDMI を接続することで、ビデオ、オーディオ、制御信号そして電力のすべてを伝送します。さらに、その RovoRx-HDMI を Mac もしくは Windows へ RovoCam に同梱された USB - RS-232 ケーブルで接続し、無料の RovoControl ソフトウェアを起動すれば、繋いだ先の RovoCam の設定が行えます。
RovoCam を複数台使用する場合のワークフロー
RovoCam が複数台になっても、RovoControl は洗練されたインターフェイスで複数台のカメラをシンプルに制御できるため、RovoCam のコントロールや設定はシンプルな接続で行えます。それぞれの RovoCam に 1 本のカテゴリー 5e/6 ケーブルを経由して RovoRx-HDMI をそれぞれ接続すると、ビデオ、オーディオ、制御信号、そして電源が伝送できます。また、それぞれの RovoRx-HDMI からは、RovoCam に付属の USB - RS-232 ケーブルを用いて、USB ハブに接続を行います。その USB ハブから 1 本の USB ケーブルで Mac もしくは PC に接続し、無料の RovoControl ソフトウェアを起動すれば、接続されたすべての RovoCam の設定が行えます。
互換 OS
RovoControl v3.0 は Mac/Windows に対応しています。Linux には将来のファームウェアアップデートにて対応予定です。
RovoCam
RovoControl と RovoRX-HDMI を使用すると、RovoCam の高画質な UltraHD や HD 画像をリモートで制御し表示させることができます。
RovoCam は、HDBaseT の送信機としての機能を搭載しています。最大 100m の標準的な Cat 5e/6 ケーブルを使用できるだけでなく、 RovoCam の高品質な UltraHD/HD 映像、オーディオ、カメラコントロール、電力を提供します。
RovoCam に統合された HDBaseT インターフェイスにより、1 本の Cat 5e/6 ケーブルで非圧縮ビデオ、2 チャンネルオーディオ、VISCA カメラ制御および電力を簡単に供給します。
RovoCam の接続端子 :
- HDBaseT (RJ-45) 端子 × 1
- カメラとの間で通信やコントロール、非圧縮ビデオ、オーディオ、電力を 1 本のカテゴリー 5e/6 ケーブルで伝送
- 3.5mm マイクオーディオ入力 × 1
- 3.5mm RS-232 入力 × 1
- 電源端子 × 1
注 : 電力と RS-232 コントロール機能を HDBaseT インターフェイスから供給する場合には、RovoCam に搭載された電源端子と RS-232 端子は使用する必要がありません。
RovoRx-SDI
RovoRX-SDI と RovoControl を使用して RovoCam の素晴らしい UltraHD/HD 映像をリモートでコントロールや表示を行うことができます。
RovoRx-SDI は、RovoCam と一対になる UltraHD/HD 対応の HDBaseT ミニコンバーターレシーバーで、ハイフレームレートの HDBaseT ワークフローをサポートする他、4系統の 6G/3G-SDI と HDMI ビデオおよびオーディオ出力に対応し、UltraHD や HD ワークフローにも適しています。
RovoCam のビデオとオーディオを、カメラから最大 100m 離れた場所で受信することができ、6G/3G-SDI 対応のモニターやルーター、レコーダーや HDMI 対応のテレビ、およびその他のデバイスに同時に出力します。
RovoRx-SDI の HDBaseT 端子は非圧縮ビデオ、オーディオ、電力、コントロールに対応しています。そして、それらの機能をシングルカテゴリー 5e/6 ケーブル 1 本で伝送します。ケーブルの取り回しやシステムインテグレーションを極めて単純化することが可能です。
RovoRx-SDI の接続端子:
- 6G/3G-SDI 出力× 4
- HDMI UltraHD/HD 出力 × 1
- HDBaseT ソースから複数の SDI 信号を分配する DA モード
- RCA ステレオオーディオ出力 × 1
- USB × 1
- 双方向の RS-232 × 1
- カメラとの間で、電力、コントロールを 1 本のカテゴリー 5e/6 ケーブルで伝送する HDBaseT (RJ-45) 端子 × 1
RovoRx-HDMI
RovoControl と RovoRX-HDMI を使用すると、RovoCam の高画質な UltraHD や HD 画像をリモートで制御し表示させることができます。
RovoRx-HDMI は HDMI ビデオとオーディオ出力が統合された UltraHD/HD 対応の HDBaseT レシーバーで、RovoCam からの出力を受信するため特別に設計されています。 RovoCam のビデオとオーディオを、カメラから最大 100m 離れた場所で受信することができ、HDMI 対応のテレビやその他のデバイスに出力します。
RovoRx-HDMI の HDBaseT 端子は非圧縮ビデオ、オーディオ、電力、コントロールに対応しています。そして、それらの機能をシングルカテゴリー 5e/6 ケーブル 1 本で伝送します。ケーブルの取り回しやシステムインテグレーションを極めて単純化することが可能です。
RovoRx-HDMI の接続端子 :
- UltraHD/HD HDMI 出力 × 1
- RCA オーディオ出力 × 1
- USB × 1
- RS-232 出力 × 1
- HDBaseT (RJ-45) 端子 × 1
- カメラとの間で、電力、コントロールを 1 本のカテゴリー 5e/6 ケーブルで伝送
USB コントローラーに対応
RovoControl v3.0 では、RovoControl の操作を USB インターフェイスにマッピングすることで、ゲームスタイルのコントローラーや USB ジョイスティックタイプの USB コントローラーに対応しています。RovoCam のコントロールに、手頃で効果的なオプションが加わりました。