Ki Pro GO

主な機能

• マルチチャンネル H.264 収録
• USB 収録メディアスロット × 5、一般的な USB 3.2 Gen 1 メディアに対応
• 本体での exFAT ドライブフォーマット機能搭載
• 各チャンネルの保存先として任意の USB ポートを選択可能なリダンダント収録
• SMB プロトコル対応ネットワーク接続ストレージ (NAS) への収録
• 任意で各チャンネルの保存先が選択可能なリダンダント収録 - USB メディアまたは SMB プロトコル対応の NAS
• ゲンロックフリー (不要) 入力
• 3G-SDI 入力 × 4
• 3G-SDI 出力 × 4
• 3G-SDI モニター出力 × 1
• HDMI 入力 × 4
• HDMI モニター出力 × 1
• HDMI / SDI マルチチャンネルマトリックス (4分割) モニタリング
• HDMI および SDI モニター出力時のスーパーアウト機能を強化 : タイムコード、メディア残量ステータスおよび各チャンネルのオーディオメーター
• Adobe Premiere Pro、Apple Final Cut Pro、Avid Media Composer、Blackmagic Design DaVinci Resolve などの外部アプリケーションで作成した H.264 ファイルを再生
• シングルチャンネル H.264 プレイバック
• 選択可能な 5 つの VBR (可変ビットレート) 収録プロファイル
• 対応するタイムコード入力 :
  • Time of Day (Ki Pro GO で設定された実時間)
  • 任意の Timecode 値
  • SDI RP-188
  • LTC
    • アナログオーディオ入力 (XLR) の 1 ch を使用
• バランスド XLR アナログオーディオ入力、マイク / ライン / 48V 切替可能
• ビデオ入力毎に 2 チャンネルのエンベデッドオーディオ
• 使いやすいウェブ UI、標準的なウェブブラウザに互換
• ネットワークウェブ UI ベースのファイルのダウンロード
• HD 解像度のスクリーンを搭載、フロントパネルのボタンで操作
• 単独で動作

外部でエンコードされたビデオの再生に対応

Ki Pro GO は、一般的なサードパーティアプリケーションによって作成された .mp4 および .mov の H.264 ファイルを再生できます。 この機能は、次のアプリケーションの最新バージョンにて実証済みです。

• DaVinci Resolve
• Apple Final Cut Pro
• Avid Media Composer
• Adobe Premiere Pro

ネットワーク収録

外部のネットワーク接続ストレージ (NAS) を用いて、収録機能を拡張しましょう。
標準的なギガビットイーサネットのネットワーク経由でお使いのストレージを Ki Pro GO と接続するだけで、NAS の機能を活用できるようになります。お使いの NAS は、メインの収録先としても、またバックアップメディアとしても使用可能です。NAS で収録しつつ、ローカルの USB 接続メディアにも同時に収録できるため、共有ストレージと持ち運びのしやすいメディアといった完璧な組み合わせでの運用も可能です。

Ki Pro GO の操作性に優れたウェブ UI 経由で、簡単に NAS の設定を行えます。ストレージの IP アドレス、ログイン情報と使用する SMB ダイアレクトの情報を入力すれば、ストレージが認識され収録準備は完了です。Ki Pro GO では、接続した NAS システムの SMB 情報を自動検出し、相応しい構成に自動設定されます。SMB 認証情報も Ki Pro GO のプリセットに保存されるため、システムの再構成時にはボタンひとつで設定をすぐに呼び出せます。

１つの NAS と複数の Ki Pro GO での収録

ここでは 2 台の Ki Pro GO を用いたワークフローをご紹介します。1 台目の Ki Pro GO にはカメラのソース信号 1-4 が入力され、2 台目の Ki Pro GO にはカメラのソース信号 5-8 が入力されています。収録データは、各 Ki Pro GO 本体前面の USB 3 ポートに接続された USB ドライブにローカル保存されています。また、2 台の Ki Pro GO はいずれも、ギガビットイーサネット経由でギガビットイーサネットスイッチに接続されています。同じネットワークに接続されている NAS は、カメラの入力ソース 1-8 の 2 番目の収録先として設定されています。

ワークフローを見る

H.264 エンコーディング

画質とビットレートの選択

Ki Pro GO は、チャンネル毎に個別に収録プロファイルを選択できます。配信時の需要やファイルの最終的に割り当てられるプレイバックストリームの帯域に応じて、5 つの収録プロファイルを各チャンネルにそれぞれ設定できます。

最大 25Mbps まで対応した 5 つの VBR 収録プロファイルから選択が行なえます。

• Low : 討論会、会議のバックアップ、セキュリティのバックアップなどに最適
• Med-Low : Low よりもさらにディティールが必要なコンテンツ向き
• Medium : より複雑なコンテンツに最適
• Med-High : Medium よりも詳細
• High : スポーツやライブイベントなどといった、動きが早く、よりディティールが求められるコンテンツに最適

Ki Pro GO では標準の .MP4 コーデックコンテナで収録しますので利便性があり、幅広いソフトウェアアプリケーションとの互換性も持ち合わせています。

ギャング（一斉）収録機能

上記で紹介しているワークフローのように、多くのワークフローでは他の Ki Pro シリーズや複数の Ki Pro GO を用いた同時収録が必要になる場合があります。

ギャング (一斉) 収録機能により、複数の個体で連動して収録可能です。
この機能はウェブ UI で利用可能です。Ki Pro GO および他の Ki Pro 製品の IP アドレスを同じネットワークのサブネットマスク内に設定し、イーサネットスイッチやハブ経由でホストコンピューターと LAN 接続します。

Ki Pro Ultra 12G と Ki Pro GO の組み合わせはプロキシワークフローに最適です。高解像度での編集向けの ProRes を Ki Pro Ultra 12G で収録し、クライアントへの受け渡し用やストリーミング向けの H.264 ファイルを Ki Pro GO で同時に収録可能です。

強化されたスーパーアウト付き HD マルチチャンネルマトリックスモニタリング

Ki Pro GO の SDI モニタリングポートや HDMI モニタリングポートに HDMI や SDI の HD モニターを接続すると、ディスプレイ毎に最大で 4 チャンネルの映像を整列させ一度に確認できます。もしくは、選択した任意の出力 1 チャンネルのフルスクリーン表示も可能で、拡大してディティールの確認が行えます。

マトリックスコンバーターや複数のモニターを使用しなくても、マルチカメラ撮影時の映像を 1 台のモニター上で柔軟に確認できるので、効率と利便性が向上します。

スーパーアウト機能が強化され、タイムコードのオーバーレイや、チャンネル毎のオーディオ VU メーターとメディアの残量パーセンテージが SDI および HDMI モニター出力に表示されるようになりました。

市販の USB メディアに対応

Ki Pro GO は FAT ファイルシステムでフォーマットされた市販の USB メディアに収録でき費用対効果が高く便利です。このファイルシステムはクロスプラットフォームに対応していて、ワークステーションやサーバーなどに問題なくファイルを送れます。

Ki Pro GO は、システム内でスタンドアローン操作でのメディアフォーマットに対応します。

Ki Pro GO で使用される USB 選定の際には、最新版の AJA 推奨 USB メディアリスト（英語版のみ: Ki Pro GO: Approved Media List）を参照ください。(https://www.aja.com/products/ki-pro-go#support ページ内の Documents メニュー )

• USB 3.2 Gen 1 スロット x 4：本体フロントのメイン収録用ポート
• USB 3.2 Gen 1 スロット x 1: 本体背面のポート
• すべてのスロットは以下の規格と互換性があります。
  • USB 2.0 (480 Mbps)
  • USB 3.0 (5 Gbps)*
  • USB 3.1 Gen 1 (5 Gbps)*
  • * SuperSpeed USB
• 最大 5V 1A (スロット毎)
• FAT ファイルシステム
  • FAT16
  • FAT32
  • exFAT

業界最高水準のサポート

業界で最高水準だと認識されている AJA のテクニカルサポートを、すべての AJA ユーザーが受けられます。導入、設定、操作、技術的な課題など、あらゆる場面で AJA にサポートを仰げます。

Ki Pro シリーズには 3 年間の国際保証が設けられています。製品保証に関する詳細情報は、製品マニュアルでご確認ください。