プレスリリース

AJA Video Systems 社は本日、H.264 ストリーミングおよびレコーディングデバイス製品に新しく HELO Plus を追加すると発表しました。小型で頑丈な HELO Plus は、好評をいただいている既存製品 HELO と同じく柔軟なストリーミングおよびレコーディング機能を備えているだけでなく、ユーザーのフィードバックをもとに大幅に機能強化されています。

デュアルストリーミング出力とマルチ入力処理、SRT 対応、高度なエンコーディング / デコーディング、強化されたスケジューリングオプションとデバイス操作、レイアウトおよびグラフィックスの挿入など、HELO Plusは、新しく強力なプロダクション機能を提供します。

HELO Plus は、ビデオを扱うプロの現場でのプロダクションバリュー (制作価値) を高めるために設計されています。コンパクトな筐体で優れた費用対効果を実現する、さまざまな特筆すべき機能が搭載されています。

デュアルストリーミング出力は、出力毎に異なるパラメーター (ビットレート、GOP の長さ、フレームレート、画像ジオメトリ、B フレームケイデンスなど) を設定可能です。ストリーミングフィードは、ふたつの配信先のいずれかに供給できます。つまり単一の入力から、異なるパラメーターが設定されたアセットを簡単に作成できます。また、ふたつのエンコーダーのうちいずれかを選択し、USB、SD カード、または NAS に収録可能です。その際には、レイアウトの出力も保存可能です。

新しい「レイアウト」機能は、プロダクションの可能性を無限に拡張します。SDI 入力と HDMI 入力を組み合わせて単一の出力ストリームにしたり、コンポジットにグラフィックオーバーレイを追加できます。いずれのライブビデオソースもピクチャーインピクチャー (PiP) 要素として取り入れ、所定の PiP 位置に配置できます。単色の背景や、前景要素として使用するタイトルなどのグラフィックも重ねられます。また、ストリーミングセッション中でも、シームレスにレイアウトの切り替えが行えます。

20 個のプリセットが使用可能で、プリセットごとにレイアウトを 10 個ずつ保存できます。プリセットを利用すると、特定のイベントに対応する設定済みのパラメーターを一遍に呼び出せます。グラフィックのフレームストアを搭載しており、内部メモリに 90 以上の画像を保存できます。

スケジューラーも組み込まれていて、個別のレコーディングイベントやストリーミングイベントを各イベントに先立って簡単にスケジュール可能です。

HELO Plus と AJA 製レコーダー Ki Pro Ultra 12G や Ki Pro GO を組み合わせると相互の機能が補完され利便性が向上します。

HELO Plus を Ki Pro 製品とグループ化させて利用する場合、グループ内のリーダーデバイスからの命令に追従するフォロワーデバイスとして設定できます。HELO Plus のストリーミング、レコーディング、またはその両方の開始や終了をリーダーデバイスである Ki Pro 製品から制御できます。反対に HELO Plus をリーダーとして、Ki Pro 製品が HELO Plus の命令に従うようにも設定可能です。

さらには複数の HELO Plus をグループ化し、特定の HELO Plus をリーダーデバイスとし、残りの HELO Plus をフォロワーデバイスとして設定できます。

AJA 社の社長 Nick Rashby 氏は次のように述べています。

「視聴者の注目を引き、メディアの差別化を目指すコンテンツクリエイターを支援するために、オリジナルの HELO の使いやすさはそのままに、高度なストリーミングビデオ処理機能を搭載した HELO Plus を開発しました。HELO Plus はウェブベースの UI およびスケジューラーから、ライブ配信 / 収録のプログラムやコントロールが簡単に実行できます。複雑で高額な外部コントロールシステムなしに、プロダクションバリューを高められます。