COVID-19 の影響により、全世界の教育機関で学校閉鎖が続く中、メディアチャンネルを通じた遠隔授業の需要が高まっています。韓国ではこの需要を受け、情報・教育コンテンツの配信を担当する Educational Broadcasting System (EBS) 社が、デジタル教室へと素早く移行し、地域内に住む小中学生へ向けた映像授業を後押ししています。
同社は、現地の小中学生が午前 9 時から正午までアクセスできるコンテンツを YouTube チャンネル『EBS Learning』で公開していて、小中学校が再開されるまでの間、生徒の学習意欲の維持に役立っています。ライブ配信はいずれも AJA の H.264 ストリーミング & 収録デバイス HELO によって行われています。
Korean Broadcasting System (KBS) に所属する EBS は、地上波で 2 局、ケーブルで 4 局を抱えていて、4 つの大型スタジオと 16 箇所の E ラーニング用スタジオを使用しています。
同社は 2019 年から AJA HELO で YouTube 配信を行っていて、2020 年に施設の更新を行う際、HELO の追加導入を行いました。EBS は HELO の堅牢性と高品質な映像に満足していたため、HELO を 10 箇所の E ラーニング用のスタジオに導入し、同社のウェブサイトおよび YouTube ライブ配信に活用しています。
各スタジオには SONY PMW-EX3 カメラがあり、ワイヤレス送受信機を介して AJA HELO に接続、カメラの映像を YouTube に素早く簡単にライブ配信できるようになっています。
EBS の技術主任 Kim Suk Joong 氏は次のように語ってくれました。
「私たちは 2019 年から AJA HELO を使ってきました。素晴らしい機能と品質で私たちの放送を支えてくれています。韓国の公共放送局である EBS は、質の高い番組作りに真剣に取り組む必要があり、したがって機材の選定には常に細心の注意を払っています。
今回の施設の更新に合わせて HELO を追加導入しましたが、この製品は本当に信頼性が高く、追加採用にまったくためらいはありませんでした。追加導入した HELO は計 10 台で、新しい E ラーニング用のスタジオに設置されています。
当面、EBS は韓国内の主要なポータルサイトや IPTV と協力しながら、COVID-19 が招いた現在の学校教育システムの不足分を穴埋めするために尽力しています。今後 EBS は、韓国内の公共教育の開発と生涯学習の支援のために献身し続けます。」
HELO について
AJA 社の HELO は、ボタンひとつでビデオ信号を直接ウェブ CDN (コンテンツ配信ネットワーク) にストリームしながら、同時に H.264 エンコーディングを行い、SD カード、USB ドライブ、あるいは NAS に収録可能です。様々なプロフェッショナルのワークフローに対応し、 H.264 ストリーミングとレコーディング、さらにはエンコーディングも可能な 3G-SDI と HDMI の入出力を搭載したデバイスで、最大 1080p 60 の収録フォーマットに対応しています。
AJA Video Systems について
1993 年の創業以来、AJA Video Systems 社はプロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質でコスト効率の高いデジタルビデオ製品を供給する、ビデオインターフェイスや変換ソリューションの大手メーカーです。 AJA 製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステム インテグレーターを通じて広範囲なチャネルに販売されています。詳細については、AJA Video Systems 社のウェブサイトをご覧ください。
- ウェブサイト : www.aja.com
- ウェブサイト [日本語] : www.aja-jp.com