Reggae on the River から Enchanted Forest Gathering まで、ライブ配信はサーキット型音楽フェスティバルの新しいノルマとなっています。カリフォルニア州フンボルトに拠点を置くマルチカメラのライブプロダクションに長けたビデオ制作会社 Media Apex Productions は新たな道を拓いています。年間を通して予定されているミュージックフェスティバルや、ライブ配信とアーカイブが必要なイベントのプロジェクトを考慮し、最近 Media Apex は H.264 ストリーミングとレコーディングが可能な AJA の HELO を取り入れ、自身のワークフローをアップデートしました。
Media Apex Productions 社 ディレクター、 Chris Smith 氏は以下のように述べています。
「 HELO を使うまでは、アーカイブ専用のラップトップや多くのアプリケーションに頼っていました。HELO はストリーミング、レコーディング、そしてアーカイブをその小さな筐体ひとつで行える、これまでにない製品です。私がやらなくてはならないのは、結線だけ。それだけで上手くいきます。」
Smith 氏のライブ配信用セッティングは通常、信号の切替え用にマルチカメラフィードが入力される Panasonic のスイッチャーが含まれます。そこから HELO を経由して、Telestream 社の Wirecast® が起動しているラップトップに信号を送ります。これにより HELO と Wirecast の両方でオンライン・ライブ配信とアーカイブ目的の収録が可能になります。 Smith 氏はライブ信号にタイトルグラフィックや広告コンテンツを追加するため、ワークフローに Wirecast を取り入れています。
Smith 氏が最近携わったイベントでは、HELO を使用して数時間にも及ぶコンテンツを Facebook® に問題なく配信することができ、また配信しながら、アーカイブ用の収録にも成功しました。
Smith 氏は以下のように述べています。
「私は HELO が大好きですし、自身のワークフローの中で HELO の使い処を見つけることができました。Wirecast と併せた運用やアーカイブ用途にも役立ちますし、セカンド (予備の) バックアップにもなります。すぐに収録を始めたいアーティストがいれば、USB ストレージ / フラッシュメモリを差し込むだけで、ステージから下りてきた時には彼らに収録済みのデータを手渡すことができます。」
広範囲の視聴者にリーチし、インタラクティブ性を高める能力を持つライブ配信が、サーキットフェスティバルでより注目を集めるようになったことで、Smith 氏は自分自身と Media Apex に他にはないニッチさを見出すことができました。
Smith 氏は以下のように述べています。
「ライブ配信はこれからだと考えています。視聴者にとってはひとつ先の感覚です。スポンサー側にとっては、非常に大きな可能性を秘めています。Wirecast や HELO を取り入れたワークフローによって、スポンサーのグラフィックや広告を簡単に付け加えることができ、Periscope や Facebook、YouTube® など複数のサイトに配信することが可能です。」
HELO について
AJA 社の HELO は、ボタンひとつでビデオ信号を直接ウェブ CDN (コンテンツ配信ネットワーク) にストリームしながら、同時に H.264 エンコーディングを行い、SD カード、USB ドライブ、あるいは NAS に収録することが可能です。様々なプロフェッショナルのワークフローに対応し、 H.264 ストリーミングとレコーディング、さらにはエンコーディングも可能な 3G-SDI と HDMI の入出力を搭載したデバイスで、最大 1080p 60 の収録フォーマットに対応しています。より詳しい情報については https://www.aja-jp.com/products/helo をご確認ください